週刊大極宮

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- 第442号 -

2010/4/09

HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

わかる人だけでごめんなさい

東京ガベージコレクション」携帯サイトにて配信されている福澤徹三さんの待ち受け画像ダウンロード数が、かなりの数字らしい。

燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

ネタがないときは…

 天気の話であります。
 オイラが年をとってきたせいばかりではなく、今年の春はなんとなく暖かくなるのが遅い気がします。
 桜が咲いてから散るまで時間がかかっているのは、やはり寒い日が続いているからでしょう。
 開花してからこっち…真冬並みといわれる寒気が、日本をすっぽり覆ってしまうこともたびたび。やっと暖かくなってきたなぁと思った翌日には、また冬のコートを着て夜の街を歩かなければならないという不安定さです。
 こうなってくるとだんだん外に出るのがおっくうになって、最近はもっぱら『龍が如く4』をプレイしているばかり。
 来週後半は若干長めの国内旅行がひかえているので、ひたすら仕事にまい進しなければいけない状況でもありますが…。

 一方、花粉症の方は…その寒さのせいもあってか、日によっては薬を飲まないですましてしまうぐらい軽症化しています。このままうまく治る…ワケはないでしょうなぁ。
 まあ、花粉症がラクだということは、前の年の夏が涼しかったということ。暑い夏が好きなオイラとしては、言ってみれば冷夏の慰謝料みたいなものか。
 いずれにしてもこんな感じだと、今年はなんだかいつまでたっても暖かくならないようで、GWは果たしてどうなのか…それがちょっと気になっております。

安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

ゲーム女の生きる道

 ずっとデカDSライフを続けておりましたが、ふと思い立って『FFXIII』を始めました。
 このところ、PS3ではDVDばっか観ていて(^^;)、スミマセンという感じでした。
 さくさく進みますね。今、第4章であります。
 バトルが楽しいですね(^o^) <女クラウド>ライトニングはカッコいいです♪
 わたくし的には、もっともっとバトルしたいです。フィールドの敵が少ないぞ!
 敵シンボルがそこらをうろちょろしているRPGというのは、私は『ロマ・サガ』で初めて体験したのですが、あちらではもっといっぱいいましたよねえ。
 エンカウントが多いと話の流れが止まってしまう??ということならば、訓練場みたいな場で、気が済むまでバトルさせてほしいな。
 せっかく面白い新システム「オプティマ」も、4章ぐらいまでだと、まだ、各ロールの特色も、編成による戦い方の違いも、よくわかんないんですよ(^^;) ヒーラーのケアルがわかるくらいでねえ。
 おいおい敵が手強くなり、キャラが成長してくれば違うのでしょうね。
 とりあえず現状では、いかにして<奇襲>するかということに腐心してプレイしております。敵の背後をとれると気持ちいいですよね〜♪

 それにしても。
「オートクリップ」という形で、たくさんのテキストを読むゲームですね。
 もうバトル&シナリオの「アルティマニア」が出ていますから、もちろん私も購入したのですが、最初はそれをひもとかずに始めたのです。
 1章で、「これはいかん」と思いました。設定にしろ状況にしろ世界観にしろ、

  フクザツでついていかれない(^^;)

 固有名詞を覚えるだけでもタイヘンだ。
 で、取説をよく見たら「オートクリップ」のことが書いてあり、「これはロードした際に、そこまでのストーリーを思い出させてくれる機能なのだろう」ぐらいに思っていたワタクシ、急いでチェックしてみると、大量のテキストが表示されたんで吃驚しました。
 ストーリーと各登場人物の心情を知るだけなら、これを読んでればOKですね。事典形式になってますから、ギモンはみんな解決します。
 これを<イベント>と言ってしまっていいの? と思うほど、キャラクターたちが折々によく演技して物語を進めてくれて、台詞で聞いただけではすぐ理解しにくい部分はテキストで補う、と。
 この形ですと、そうとう複雑なストーリーでも、入り組んだ構成でもOKですね。
 ですが……少々思い切ったことを書きますと。

  これ、RPGなのかなあ?

 何となく、
「フルCGの美しい映画を観ながら、ときどきキャラクターを操作してミニゲームをすることができます」
 という感じがしてしまうのですよ。
 イベント間のフィールドのエンカウント・バトルが、「FF」シリーズ定番のミニゲームみたいに思える。実際、ホントにバトルの機会が限られてるし(今のところは)。
 いえいえけっして「つまらない」と申し上げているわけではないのです。楽しくプレイしておりますから。
 ただ何か……これはゲームというより、

  新種の<参加型>映画じゃないかしら?

 と思うだけです。それが悪いとか、駄目だとか申し上げるつもりもありません。
 むしろ、興味ありますね。「FF」はこれから、この方向へ進むのかなあ。
 それにしても??と、オバサンはまた思う。

  ああ、エアリスが懐かしいなあ(^-^)

 万感胸に迫るワタクシは、やっぱ歳くったのですね。。。ぐすん。

arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー

◎今週の石川県◎

 能登、加賀、金沢に行っておりました。
 輪島塗や和蝋燭を物色したり、お魚やカニを食べたりしました。加賀友禅は見るだけにしました。食事はとてもおいしかったです。温泉も良かったです。
 小学生の作文のようですね(笑)。

 帰り際に泉鏡花記念館で「幽霊と怪談の展覧会II」を、それから室生犀星記念館で「犀星と加賀の昔話〜城下町に伝わる怪談・奇談」を見学。
 金沢は泉鏡花賞の授賞式以来。その時はプライベートな外出は一切できなかったもので、要はほぼ初めてです。
 でもなぜか兼六園は行きませんでした(笑)。

◎今週の花見◎

 全日本妖怪推進委員会と古典遊戯研究会の有志でお花見をしようということになり、急遽参加しました。
 なにを隠そう、花見は生まれて初めて。いや、まあ花を見るくらいのことはありますが、いわゆる「HANAMI・EVENT」は初。
 いや、まあ見ましたよ花。そりゃもう花を見ました。まさに花見。

◎今週の雑誌◎

 中央公論新社「中央公論」五月号に「オジいサン」第五回が掲載されております。今回も、ほとんど何も起きません。
 集英社「小説すばる」掲載の「虚言少年」第五回も校了。今回は、ちょっとオカルト(←じゃないって、あれは)。
 

◎今週の新刊◎

 水木大先生の傑作エッセイマンガ『カランコロン漂泊記』(小学館)リニュウアル版が発売になります。以前は文庫でしたが今回はちょっと大きめ(でもソフトカバー)。解説させていただいております。
 
 それから前回おしらせした、常光徹さん監修の『みたい!しりたい!しらべたい!日本の妖怪大図鑑』(ミネルヴァ書房)全三巻の見本も到着。僕は三巻目の「海の妖怪」編に寄稿しています。でも、別に海の妖怪について何か書いたわけではなく、一巻の常光さん、二巻の小松和彦さんの解説と連動して、お化けのあれこれを書かせていただきました。
 で、講談社の新刊『死ねばいいのに』のほうも僕のパートは概ね終了。
 発売は安寿姫の『小暮写眞館』と一緒の五月十五日です。
 
 で、現在は「西巷説百物語」と「百鬼夜行・陽」を執筆中。巷説新刊は七月の予定です。
 

◎今週のSNS◎

 お化け大学校のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、化け大倶楽部がスタートしました。
 怪ネットご利用のみなさんも、お手数ですがお引っ越しをお願いします(怪ネットは四月いっぱいで終了)。
 コミュニティを作ったり、日記を書いたり、いろいろ活用できるようです。登録は無料です。
 また、パソコンからもお化け大学校に入学できるようにもなりました。現在、プレ入学キャンペーン中。
 在校生の方はいままでの携帯サイトのID・パスワードでログインできます。動画なんかが見られる模様。
 で、その化け大ですが、毎月行われる定例講義がスタートします。もちろん各地でのイベントもございます(化け大生の方にはメールでおしらせが届きます)。詳細をお待ちください。

編集者Sのウラ情報

抽選中……抽選中……抽選中

「大極宮フェア2010」読者プレゼントに今回も多くのご応募ありがとうございました。ただいま抽選中です。発送までもう少しかかりますが、応募された方、楽しみにお待ちください。
 はがきの整理をしながら、皆さんが書いて下さったメッセージを読ませていただいています。本当にいつも三人に対する暖かいお言葉、ありがとうございます。ことあるごとに三人に伝えます。
 そうやって何年もはがきをみていると、自然に常連さんの名前がインプットされてきます。去年までは学生だったのに、会社員になっていたり。時の流れを感じます。

まるひの秘書ヒショバナシ報

今週の厨子王原稿メール件名

 そして大極宮
 渋いところがきましたねー。

ないならないで

 チョットさびしい間違いのご指摘。いや、それが本来あるべき姿なんでしょうけど。
 毎回ノーミスを目指して更新してますからね。
 更新後に「アンケート」が届くと、ドキっとします。たいていが「ここ間違ってるよ?」というご指摘だからです。
「ああ、またやってもーたー!」という焦りと「ありがたいなあ」という感謝の気持ちがないまぜになります。複雑です(笑)。
 そんなわけで、今週はどうでしょうか。

ノリノリ編集後記

石川秀美

 に感動!…と先週書きましたが。
 この一週間、YouTubeで80年代アイドルの映像を観まくってしまいました。
 やっぱりいいですねぇ。アイドル黄金時代ですよ。
 そして、ほとんどの曲を口ずさむことができた自分にも驚きました。最近は物忘れがはげしいのに、昔のことはよく覚えているものです。何十年後でも歌えるように、脳にはこのまま記憶していてほしいです。
 でっ、アイドルの話に戻しますと…。
 当時の私は石川秀美がイチバンだったわけですが、正直なところ日によってキョンキョンだったり、堀ちえみだったり、中森明菜だったり、松本伊代だったりと…移り気でした。前夜のテレビで観た印象で、好みもコロコロ変わるんですね。
 でっ、今、YouTubeでいろいろ観てみると…。
 早見優がダントツでいいですよ。オヤジはイチコロです。投稿されているいろんなバージョンの「夏色のナンシー」を観て、3つばかりお気に入りに登録してしまいました。
 新社会人で女性の方…、歓迎会のカラオケは早見優の「夏色のナンシー」がオススメです。できれば振りもおぼえた方がいいですね。“yes”のときに右腕を元気よく動かしましょう。そして“if”の発音はエフですよ。彼女は帰国子女ですから英語部分の発音は流暢に。
 そしたらアラフォー上司のテンションが一気にあがるはずです。“yes”を一緒に叫んだり、「L、O、V、E、ラブリー○○!」なんて掛け声まではさんできます。もしかすると「オレは××の親衛隊に入ってたんだよ?」なんてカミングアウトする人もでてきたりして。
 ほほえましい情景が目に浮かびますね?。
 なお、スベッた場合は…しばらく尾を引くと思いますが、耐え忍んでお仕事がんばってくださいませ。
(2曲目はやっぱり石川秀美の「涙のペーパームーン」かな…ノリ)

アンケートから

サイン会

◆大沢在昌先生のサイン会に行ってきました♪
 はじめての生・大沢先生!とてもステキで感激しました。
 どんな声をなさっているのかなぁ・・・と紀伊國屋書店の階段でドキドキしながら待っておりましたが、渋くて作品のイメージにぴったりでした?!!(良かったぁ)
 20年以上先生の作品のファンですが、ますますファンになっちゃいました。またお会いできる機会を作って下さいませ。
 大極宮の感想でなくてごめんなさい。あまりにうれしかったので、ここに書いてしまいました!

・山椒大夫のニヤける顔が目に浮かぶ、嬉しいメッセージをありがとうございます。あと、アンケートには大極宮の感想だけでなく、何を書いてくださってもいいんですよ〜。(まるひ)

- 第442号 - 2010/4/09