週刊大極宮

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- 第340号 -

2008/3/14

HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

2008年3月14日 17:30 大沢オフィスは…

 山椒大夫の襲撃を受けておりマス。

怒っているわけではありません

燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

大藪春彦賞

 大藪春彦賞の贈賞式が3月7日に東京会館であったので行ってきました。
 今回の受賞作は近藤史恵さんの『サクリファイス』と福沢徹三さんの『すじぼり』。
 御二人とも推理作家協会の会員でありますが…デビュー以来コツコツとやってこられたことが今回の受賞につながったのでしょう。ご本人たちもたいへん喜んでおられたことが印象的でした。おめでとうございます。
 近藤さんの受賞作は、くしくもオイラが初めて賞をもらった『新宿鮫』のときと同じ29冊目。そのことをご存知だった近藤さんが「私も29冊目なんですよ」とおっしゃられたので、オイラは「じゃあ、これから売れまくりますよっ!」と…思わず言ってしまったのでした。

日本ミステリー文学賞

 贈賞式が3月12日、これまた東京会館でありました。
 大賞は内田康夫さん新人賞は『滑走路34』の緒川怜さん。おめでとうございます。
 当日、会場には台湾の推理作家協会の方と出版社の方もおみえになっていて、紹介をされて記念写真を撮りました。

台湾からのお客さまと

(獨歩文化・張麗嫺さん、台湾推理作家協会の冬陽さん、冷言さん、哲儀さんたちと)

 ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、いま台湾では日本のミステリーが大ブーム。とくに安寿と厨子王の作品は多くの読者を獲得しているそうです。
 オイラだけがまだ台湾では読者を獲得していないので…しっかり売り込みをしておきました。

 ちなみに、台湾の推理作家協会はまだできたばかりで、会員は11名。
 でも、ミステリーというのは読者から必ず書き手が生まれてくるジャンルなので、ミステリーの人気が出てきた台湾では、これから先どんどんミステリー作家が出てくると考えられる。
 台湾のミステリー界の未来は明るいのではないだろうか。
 またこのところ台湾をはじめアジア各国から日本のミステリーを翻訳出版したいという依頼が、作家や出版社のところにきている。もしかすると…アジアで日本のミステリーが大ブームになる日が近づいているのかもしれない。

安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

ゲーム女の生きる道

 今週はお休みさせていただきます。

arrow 厨子王の逆襲 〜 京極夏彦のコーナー

◎今週の怪ラヂヲ◎

 今週も先週に引き続き平山夢明シリーズ第二弾。
 先週の「変な人」における圧倒的な破壊力に自信を持った平山ミサイル、しょせんラヂヲは他人事と今週も猛攻撃。
 迎え撃つ妖怪推進委員会、独白するユニバーサル横メルカトルに果たして一矢報いることができるのか。
 できなかった模様。
 さて、そんな「怪ラヂヲ」も残すところあと僅か。ええ、そういう約束ですから。
 すわ掉尾を飾る大物ゲスト登場か!? というわけで、これから収録です。
 TBS RADIO 「怪」ラヂヲ〜妖怪の周辺〜

■今週の悲報■

 広川太一郎さんが……。
『空飛ぶモンティパイソン日本語吹替復活DVDBOX』が出たばかりだというのに……。
 合掌。

△今週の集い△

 すでに東雅夫編集長の幻妖ブックブログにアップされておりますが、福澤徹三さんが『すじぼり』(角川書店)で大藪春彦賞を受賞されまして、そのお祝い(二次会)に行ってまいりました。
 はい、怪談応援団としては行かぬわけにはまいりません。二次会会場には↑でお世話になった平山さん、それから木原浩勝さん、高原英理さん、佐藤弓生さん、黒史郎君など、まあ馴染みの顔がぞろり。
 そこに主役・福澤さん登場。邪悪と狂気、ゴスと怪奇渦巻く、とてもオメデタイ雰囲気に←をい。
 おめでとうの言葉の後に続く鬼畜な香りのトークが、ますます祝賀会をダーティに演出←だからをい。
 そこに、「一般の」作家の方々もおいでになりまして。吉川賞を受賞されたばかりの浅田次郎さんや、逢坂剛さん、そして大夫様も。
 大沢さん、開口一番「なんで京極君がいるの?」って、だから福澤さんはハードボイルドだけお書きになるお方ではないのですよ、怪談界の至宝でもあるわけですよ、とお答えしましたが。
 ああ、墓場系なのかと納得されるのもどうなんでしょうか。
 その後、場所を移しまして、福澤・平山・東・黒・京極という地獄絵図のようなメンツで、よりいっそうおめでたいダークネストークが繰り広げられたことは、まあ公然の秘密です。
 福澤さん、おめでとうございました。

 で。
 その東さんが編集長をお務めになる『幽』(メディアファクトリー)から刊行されている幽ブックス・『深泥丘奇談』の出版を記念しまして、著者である綾辻行人さんのサイン会が。
 その後打ち上げが行われまして、僕はさらにその後の二次会に顔を出させていただきました。
 竹本健治さんや道尾秀介さん、アリプロの宝野アリカ様、マンガ家の児嶋都さん、国樹由佳さんなど、こちらはお祝いに相応しい華やかな顔触れが。
 でも、終了後に少人数で行った三次会での会話は、やっぱりホラーでしたははははは。
 綾辻さんの新境地・『深泥丘奇談』、ぜひどうぞ。

□今週の雑誌□

小説すばる』4月号(集英社 3/17発売)に、最後の南極が載ってます。バカです。ごめんなさい。

編集者Sのウラ情報

カレーの日

 今週水曜は先週の大藪春彦賞授賞式に引き続き、シエラザード文化財団主催の日本ミステリー大賞授賞式でした。場所も同じ東京會舘。さすがに二週続くと見慣れた顔ぶれで話すネタもなし。それでもあんな話やこんな話をヒソヒソと。ただミステリー大賞は大ベテランが受賞されますので、退職されたOB編集者の方も多く出席され、懐かしい顔が見受けられます。
 で、東京會舘といえばカレー。ここのカレーは美味しいのよ。東京會舘に通い始めて30年近くなりますが、まずカレーです。東京會舘を会場とする授賞式は芥川・直木賞が年2回、今月の大藪賞、ミステリー大賞などなど主だったところで6、7回ぐらいはありますので、その日は朝から頭の中はカレーモード全開(S)。

まるひの秘書ヒショバナシ報

今週の厨子王原稿メール件名

 チキチキ大極宮大レース
 サイト開設7周年&リニューアル記念・プレゼント大作戦が、水曜にいきなりスタート! 金曜夜から、なおいっそう激しい応募合戦が繰り広げられることでしょう。
 現在の状況は、スタッフの大方の予想通り「京極賞」が頭ひとつ抜き出てのリード。「大沢賞・宮部賞」が負けじと後を追っております。「S賞」もじわじわペースが上がってきました。
 意外な健闘を見せているのが「大極宮賞」。当選者数の多さが魅力だったり?
 独自路線を貫くあまり、すでにレース放棄の声もささやかれる「まるひ賞」の行方やいかに???

そんなわけで

 イヤガラセのように賞品のCDをコッソリ一枚増やしました。クックック。

コレ

 若くて元気なデヴィッド・カヴァーデイルが楽しめまっす。

くどいようですが、トップページのエラーに関しては

 前339号のこのコーナー「トップページのエラーについて」をご参照くださいませね。

 きっと今夜も起こることでしょう。土曜の朝には直しますので、こらえてつかあさい。
 すみませんすみません。ぺこ。(まるひ)

ノリノリ編集後記

打ち上げ会

 コミック版『ブレイブ・ストーリー 〜新説〜』の打上げ会があったので、宮部さんと一緒に行ってきました。じつは小野先生と宮部さん、初顔合せだったんです。がっ、ゲームの話でものすごく盛り上がっていました。逆に私はまったく会話に参加できず…ひたすら中華を食べるはめに。
 とにかく、先週も書きましたが予想をはるかに超える長期連載、小野先生および小野先生を支えた編集者、関係者の皆様…お疲れさまでした。
 じつはわたくし、連載中の楽しみのひとつに掲載誌の切り取り作業があったのです。連載開始から半年ぐらいは掲載誌そのものを保存していたのですが、狭い事務所ではさすがに邪魔になってきて、表紙と掲載頁だけを切り取るようにしたんです。それでも199回分なのでずいぶんとたまりました。

199回分

宮部さんの小説の初コミック化…記念のお宝です。
(昨夜、墓場鬼太郎をしっかり見た…ノリ)

アンケートから

早くなった?

◆ リニューアルおめでとうございます!!
リニューアルのおかげ(?)か週刊大極宮の更新がはやくなってうれしいかぎりです〜。

・ありがとうございます〜♪
「週刊大極宮」をもっと早い時間にアップする…は、リニューアル前からの課題でした。今後も夜中の更新にならないよう、スタッフ一同がんばりまっす。(まるひ)


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