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 第79号へ 第80号 2002.11.1 第81号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼レポート

▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆今週は特にないらしい。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ゴルフコンペシーズン開幕! なのに…
盛岡でひいた風邪がなかなか治らない。
仕事に支障がでるほどではないが、しつこい。年なのか?
この時季は日によって暖かかったり寒かったり気温の差が激しいから
体調管理が難しい。

こんな状況で、秋のゴルフコンペシーズンを迎えてしまった。
開幕の先週は全然ダメ。寒かったし頭が眠っていてパットが冴えなかった。
で、今週はまあまあ。こんなものかなといったところ。
可もなし不可もなし…。

そのゴルフの帰り、銀座に飲みに行った。
風邪のせいもあって、ここ2週間ばかり飲みに行っていなかったからか…
久々にスイッチが入ってしまった。結局、六本木に移動して朝まで!
こんなことやってたら風邪なんか治らないよなぁ。
一年に一回ぐらいにしておきたい(でも、一回じゃすまないな)。
普段はこんなことにならないから、ちょこちょこ飲みに行っているほうが
体にはいいのかな? 
とくに飲みに行きたかったわけでもないのに。
しかし、ゴルフ場で別れた友人と午前2時に六本木の飲み屋でばったり
会うとは思わなかった。
おたがい元気なんだか、だらしないんだか…。

◆早過ぎだろ!?
紀尾井町と日比谷のホテルには早くもクリスマスツリーが飾られていた。
いくらなんでも早過ぎないか? 年々早くなってきている気がするが。
そのうち夏が終わったら飾るようになるんじゃないの? 
さすがに門松は前倒しにならないだろうけど…。

◆予定表がっ…!
11月の予定表が大変なことになっている。ゴルフが7回!
何でこんなに入っているんだろう? と思うぐらい。
例年10月と11月に分散していたコンペが11月に集中しているのが原因。
イベント事も多くてほとんど毎日何かしら予定が入っている。
出版社から「一度食事でも」というお誘いも多いし…(怖い)。
この体調でのりきれるかどうか…。

そうこうしているうちに連載も年末進行になる。一年が早いなあ。
ついこのあいだ夏が終わったばかりのような気がしていたのに。
そう考えると…クリスマスツリーを飾るのもしょうがないのかな?

◆期待の新人出現!
『シェラザード・ミステリー文学新人賞』の選考会があった。
受賞作は藍川暁さんの『日出づる国のアリス』。
ここ数年、俺がみてきた新人賞の中でイチバン!
久しぶりに選考会で燃えた(推した)。かなり力がある。
野球のピッチャーでいえば地肩が強いタイプ。
腕力があってコントロールもなかなかいい。天性のものも感じる。
話題になるし売れるだろう。
いい受賞者にめぐり会えた。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆寂しいです
笹沢左保さんが亡くなられました。訃報の入る一週間ほど前に、ご容体が
良くないということを聞き、快復されることを祈っていたのですが、とても
残念です。
わたしはご挨拶する機会には恵まれなかったのですが、ファンでした。
尊敬する大作家でした。
『取調室』も、元刑事でタクシードライバーの夜明さんのシリーズも、みんな
みんな面白かった。
何といっても『木枯らし紋次郎』が有名ですが、笹沢さんの作品には、本格
推理小説にも、歴史に残る傑作が多々あります。
『招かれざる客』『人喰い』『死人狩り』など、まだ読んだことがないという
若いミステリ・ファンの皆さんに、すべてお薦めしたいです。

鮎川哲也先生という巨星を失ったばかりのところに、痛手が重なります。
出版界にとっては、大きな訃報の続く、悲しい年でした。
半村先生も、ナンシー関さんも、今年逝ってしまわれました。
ご冥福をお祈りするしかないのですが、寂しいし空しいし、心細い気持ちが
募るばかりです。

◆今週のゲーム女のひと言
任天堂さんから、ゲームキューブの新作ソフト『エターナル・ダークネス』を
ご恵送いただきました。
ありがとうございます!

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆境港
いや、地元の人は熱心だし親切です。水木記念館も着々と完成に向けて
動いておりますし、水木ロードも活気あり。
工芸館「むじゃら」で、バヂャーのノリちゃんがどのような活躍をしたのかは
たぶん本人からのレポがあるでしょうからそちらをどうぞ。
心残りは僕が書いた「妖怪朗読劇」が聞けないことですね。

◆拝見
妖怪会議も、無事に終わりまして、とっとと帰るかと思いきや。
えー、島根県の物部神社というところにお邪魔してまいりました。
同行者は水木しげる大先生。多田克己重先生。村上健司札先生。
そして私。モロ妖怪馬鹿集団。
実は、この物部神社に英一蝶作と伝えられる「百鬼夜行絵巻」が奉納
されておるのですね。それを多田重先生が嗅ぎつけてきて、これは大変と
いうことになりまして。境港からそんなに遠くない場所なので、日取りを
合わせて取材を願い出たというわけです。
英一蝶といえば、狩野派に学び、菱川師宣の画風を慕い、伊豆に流罪に
なったりもした英派の祖。弟子にはあの佐脇嵩之がおります。
で、ピンときた人はかなりの通ですね。
はい、妖怪絵巻を語る上で、時代的にかなり際どいポイントにいるわけ
です、英一蝶。
そのうえ、今並べた名前を見るに、菱川師宣は「丹後国変化物語」の
一部を描いたことが知られておりまし、佐脇嵩之はあの「妖怪図巻」。
しかして一蝶描くところの百鬼夜行は──。
なんと土佐派の……。
詳しくは『怪0014』に載る……かもしれません(笑)。

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■ノリノリレポート

◆第17回国民文化祭・とっとり2002 夢フェスタとっとり「ふるさとふれあい
夢づくり」の一環として、10月26日から11月3日まで
境港市で開催されている"妖怪フェスティバル"に行ってきました。
『世界妖怪会議』があった初日は、朝からあいにくの雨。
開幕式もどしゃぶりでした(幸い特設テントでしたが)。




隅っこの赤丸に注目


参加者全員で“妖怪市民憲章”を朗読しているところです。
もちろん水木しげる先生も京極さんも。


仲良く並んで観ています



ちなみに、この市民憲章とは…

「鬼太郎」…妖怪を感じるための心のアンテナを持ち、私たちの
 ふるさとを大切にしよう。
「目玉おやじ」…大目玉をくらわないように、わるさをせずに物を
 大事にしよう。
「ねずみ男」…きまりを守り、心も体もきれいな人を目指そう。
「ねこ娘」…すぐに怒らずに一呼吸おけるゆとりある心を持とう。
「こなきじじい・砂かけばばあ」…いつも元気であるようにおじいちゃん、
 おばあちゃんを大事にしよう。
「ぬりかべ」…心にかべはつくらず、みんなで助け合い、親切にしよう。

…と、いうものです。いいこと言いますなぁ。

このあと、昼過ぎに(無情の雨の中)水木しげるロードで
地元の人たちによる「妖怪カーニバル」が行われ……

夜になってやっと『世界妖怪会議』がはじまりました。
内容は3部構成になっていて、第1部は民族音楽際。
おなじみ渡辺亮さんのパーカッション演奏もありました。
第2部は妖怪オブジェコンクールの表彰式(悪天候の中の行商疲れで
ついつい寝てしまいました…売り上げもさっぱり)。
で、第3部が『妖怪会議』。



豆粒な人々


左から…進行役の黒目氏、荒俣氏、ボケまくる水木先生、
ツッコミ役の京極さん、多田氏。




水木先生の体験談や、カッパの話題で大いに盛り上がりました。
が、あっという間にお開き。
つづきは来年(開催地はどこか知りませんけど…)。
ご来場の皆様、関係者の皆様、お疲れさまでした。

それと、来年の3月8日(水木先生の誕生日)に
『水木しげる記念館』が「水木しげるロード」に開館するそうです。
楽しみですねぇ。行くべし!


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■まるひの秘書ヒショバナシ

自宅からオフィスへの通勤途中、ちょっとムッカーとくることがありまして。
これが「怒髪天をつく」ぐらいのレベルなら、キィィ! 聞いてよ聞いてよ!
ってスタッフの皆にぶちまけ、煮えくりかえったハラワタを冷ますことも
できたんでしょうが・・・
こんなことで小腹立てちゃって、私ったらやっぱ短気すぎ? と反省して
しまうほどツマンナイことなんで、口に出すのもはばかられ・・・
ニラの切れ端がずっと奥歯にはさまっているような、なんとなくイヤーな鬱陶
しい思いをぬぐいきれないまま1日を過ごしました。
うーん、ニラなら爪楊枝でホジホジすれば取れるんですけどねー。
腹の虫用の楊枝なんてありませんからねー。ああ、ホジホジしたいっ!

って、更新終わって帰宅して一杯やって一晩寝れば忘れるでしょうけど。
ちょっとだけココでガス抜きしてみました。うひ。

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■編集者Sのウラ情報

しかし、凄いですね、ハリー××××。早朝五時から販売ですか。
これが長引く出版不況打破の起爆剤の一つとなればいいのですが。
ただ上下あわせて3800円もする本があれだけ売れるのだから、不況と
いえど読みたい本には対価は惜しまないということなんでしょうね。
結局のところ、言いふるされたことだけれど、提供する側が「面白いもの」を
読者の前に出す、ということしかないのでしょうね。
ただ人それぞれの価値観がありますから、画一化された面白さだけを追い
求めるのもいかがなもんかと。
多様な価値観にあわせて出版するのも版元の責務のはずです。
そうはいっても出版点数が多すぎるのもまた事実なのですが。
ちなみにわたし、ハリー××××、手にしたことすらないです。
だって……以下略。(S)

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■ノリノリ編集後記

ちょっと前になりますが、パシフィコ横浜で開催された『第5回アジアMANGA
サミット』にも出かけました。
主催は日本漫画家協会。ちばてつや先生が大会実行委員長。
企業の協賛や協力はあるものの、実行は漫画家さんたちの手で行われた
イベントです。
会場内の別室では、大会のテーマ「マンガ文化の普及と発展」に関する
市民講座やシンポジウムなど、少しカタめの催しも開かれていました。
一方、メイン会場はショーを行うステージや漫画家さんが本やグッズを
販売するブースが出店していたり、コスプレ人がいたりとミョーな賑やかさ。



アトムやアンパンマンが飛んでいる・・・


メイン会場の様子。
大御所の漫画家さんもたくさんおられました。



あぶさん!


もっとも目を引いたのは水島新司先生の公開アトリエ。
先生もスタッフも草野球のユニホームを着用。
(手前の"あぶ"が水島先生)
スラスラ描かれる『ドカベン』に見入っちゃいます!




そんな中、出版社のブースは合同の"立読みコーナー"のみと寂しいもの。
事情はよくわかりませんが、「こりゃないだろう!」っていうかんじ。
マンガのおかげで成り立っている出版社もあるのに…
勝手な思い込みですが残念。

とにかく…関係者の皆様、お疲れさまでした。

――と、このように世の中はいろんなイベントが日々行われています。
お寒いものもありますが、行けばそれなりに楽しめるもの。
大沢オフィスの三人が関わっていなくとも、暇つぶしに出かけてみては?
ちなみに…
11月4日まで神田神保町で「東京名物神田古本まつり 」と「神保町ブック
フェスティバル」が催されています。
安売りやオークションもあるので、行って掘出し物を見つけましょう!
僕は『人類文化社』さんのブースで行商しています。掘出し物は…。
              (結局これが言いたかった…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆イベント情報ページのウィスキー&ミステリートーク
参加作家名の我孫子先生の名前間違ってませんか?
怒られちゃいますよ。w
怒られる前に、こっそり直しましたあああ!(まるひ)

◆ 毎週楽しく拝見しております。さて。おそらくは機種依存文字を
使っていらっしゃるのだと思いますが、偶にちょっと見づらい部分が
あります。私はマックユ−ザ−なので見れないのです。
それでは、更新作業頑張って下さい。
ううう、すみません。気をつけますうう。ぺこ。(まるひ)

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