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 第24号へ 第25号 2001.8.31 第26号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼レポート ▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆この秋から大沢オフィスに新しいスタッフが加わることになったらしい。
 いったいどんな人物なのか・・・?

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆9月13日(都内大手書店では12日)新刊発売!
文藝春秋より『闇先案内人』が発売になります。
当ホームページ「大極宮書店」での販売も含めて、
スタッフとなにやら打ち合わせ中。
何か奇策はあるか!?

◆普段あまりテレビを見ないけど…
先日の台風情報はなぜかよく見た。
なんとなくエンターテイメントな感じがするからか?
不謹慎だけど…。

◆直木賞のお祝い
その台風上陸の日、直木賞のパーティーがあった。
受賞者の藤田宜永氏を祝う。
奥方の小池真理子氏が受賞したときに二次会の司会をしたのに
つづき、旦那の藤田氏の二次会も司会をつとめた。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆テレビ体操だけじゃ足りないかなぁ…?
書庫の整理をしていたら腰を痛めてしまいました。
幸い軽症でしたが、楽しみにしていた『ディズニーシー』に
行けなくて、ショック!

◆『R.P.G』こぼれ話(その1)
神田三省堂書店さんが『R.P.G』の発売に向けて、手書きのポスターに
よるカウントダウンをしてくださっていました。
発売前日、集英社に打ち合わせで出かけた帰り、担当編集者さんと
立ち寄って「あと1日」と書かれたカウントダウンを拝見。
大感謝!大感激!でした。

◆今週のゲーム女のひと言
『FF10』進めているのですが……ヘタな召還獣よりもアーロンの方が
強くなってしまっているわたしの場合、スフィア盤上の進み方を
間違えているのだろうか??
いつでもどこでも、何を斬ってもOVERKILLよ。
ところで、『FF』の合間に『ピポサル2001』もやっているのですが、
このゲーム、あまりにも可笑しすぎて、ミヤベは長い時間やれません。
2、3ステージクリアするだけで笑い死にしそうになってしまいます。
で、笑い転げつつ、そのうちにだんだん「こんなアホなことしているよりも、
ワタシの人生には、もっとやるべきコトがあるんじゃないか??」
というテツガク的な疑問を感じ始めてしまうのですよね。
なんでそんなことになるんだ? とギワクを感じられるムキは、
お試しあれ。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆鉄鼠
『文庫版 鉄鼠の檻』9月14日発売です。
歴史的厚さって……嬉しくないやね。
鉄鼠発売にあわせて「IN★POCKET」(講談社)が特集を組んでください
ました。
歴史民俗博物館のフォーラムと、世界妖怪会議のレポートだそうです。
先日芥川賞を受賞された玄侑宗久さんにもエッセイを寄稿して戴いた
そうです。感謝。

◆夏休み。
ってのを4日とったです。山だの温泉だのイワナだのね。
夏場は「狩りモノ」があんまりないし。いきなり釣りというのもねえ。
子供とのんびりふやけるくらいで。
ところが帰路の途中で渋滞のがれに立ち寄ったファミレスに、どこかで
見たような茶色い髪の毛が。
なななんと、喜国雅彦さんと国樹由香ご夫妻でした。マジ奇遇。
プライベートの時間に出会うと……なんか変です。妙に照れるし。
でもって一気に仕事モード。
尻が椅子を恋しがっているうう(泣)。

◆多々良。
『多々良先生行状記』ってのを「メフィスト」(講談社)に書いていたん
ですよ、前。
で、秋にまとまるぞ、と。一編増やすぞと。書き下ろししろよ、と。
え?
じゃあ書かなきゃいけないんじゃん。『今昔続百鬼・雲』といいます。

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■まるひレポート

◆さあ「Q&A」に答えてもらいますぜ! の巻

7月から皆さまから質問の募集を始めた「Q&A」
「作家たちへの個別の質問」「三人への共通の質問」とも
いやはやもう山のようにお寄せいただいておりまして・・・
たまりまくった質問に、そろそろ答えてもらわないといけませんやね!

というわけで、8月30日(更新日前日!)に開かれた大極宮会議で
全員集合したついでに、「三人の作家への共通の質問・第一弾」を
まとめてぶつけてみました。

難問奇問珍問の数々に、「これはパス!」を連発する三人(をい)。
ええまあ何と申しますか・・・、質問の意味がまったく不明なもの、
どうしてこんなことをききたいのかな? と首をかしげたくなるもの、
質問のはずなのに、なぜか自分のことが延々と書いてあるもの、
なんていう、ちょっと困ってしまうものが少なからずあったりしまして・・・
いやまあ、それはそれである意味ウケてはいるんですけどネ・・・



うーん・・・と唸る山椒大夫

うーん難しい・・・



思わず顔を見合わせてしまう安寿と厨子王

見つめ合うふたり・・・



もちろん「パス」な質問ばかりではありません。
中には三人がエンエンと語りだし、「Q&A」への回答にするよりも
このままこのテーマで座談会にして、「特別企画」に載っけちゃった
ほうがええんでないのー? という質問もありました。



しゃべりだしたら止まらないヒトたち

山椒大夫の後ろアタマ

プチ座談会に様変わり



すぐそばでは、三人の話した内容を後からテキストにまとめる係の
ノリノリ君が、テープを回していたですが。
「こんなにいっぱいしゃべられても、ボクいったいどうやってまとめれば
いいんでしょう(;;)」と、アタマ抱えてたり・・・。わははは。

「Q&A」回答編アップは、前途多難の様相!?
がんばれノリノリ! ファイトだノリノリ!


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■まるひの秘書ヒショバナシ

祝『R.P.G.』発売♪
うちの作家たちの新刊が出ることは、スタッフといたしましてもたいそう
嬉しいものなんですが、今回は感慨もひとしおざます。
バックナンバー17号にもあるとおり、『R.P.G.』に関してはこのまるひ、
微力ながらミヤベのお手伝いをさせてもらったのです。
んでまあ17号を読み返してみたら・・・
「詳しいことは発売されたら書く」などと自分で言ってたりするんで・・・
書かないわけにはいきませんねえ。
というわけで今回は、そこまでバラしていいのか『R.P.G.』ウラ話でっす。

お読みになった方はすでにご承知でしょうが、『R.P.G.』では「インター
ネット」が重要な要素のひとつになってます。
しかーし! ご存じの方にもそうでない人にも、今一度声を大にして叫び
ますけどー、ミヤベはいっさいインターネットやらないのですぅぅぅぅぅ!
彼女のパソコンは、どこにもつながっていない完全スタンドアローン、
さらに言うなら単なる高級ワープロ機。(もったいない・・・)
「掲示板」「メール」「チャット」とかいう用語は、いちおう聞きかじっては
いるものの、実際にやったことがないから、どういうものなのか本当の
ところはほとんど知らない・・・。
そんな"ネット音痴"のミヤベが、いつどうやって『R.P.G.』のような設定を
考えつき、書こうと思うにいたったかなんて、もう凡人の極みたる私には
想像つかないっす。いったいどうなってるんすかね、ミヤベの脳みそ。
って、それはさておき・・・
『R.P.G.』に取りかかるために、まずはインターネットのことを調べなくちゃ
いけなくなったミヤベが目をつけたのが、身近にいたネット歴4年の私で
ありました。
「いろいろ教えてもらえるとありがたいんだけど〜」と乞われまして、ええ
「このワタクシメでお役に立てるのなら喜んでっ!」って、馳せ参じました
とも。いざミヤベの仕事場へ、自分のノートパソコン担いで。
そして「1日まるひネット講座」が開催されたわけです。

【1時間目】
まずは実際に見てみましょう〜。これが「掲示板」、こっちは「チャット」の
画面ですよー。それぞれ違いますねー。
さらに「掲示板」には、大きく分けて書き込み一覧式とツリー式の2種類
ありますよー。わかりましたかー?

【2時間目】
では掲示板に書き込んでみましょう〜。チャットもやってみましょう〜。
こんな感じですねー。(これは私が練習用に用意したものでやったです)

【3時間目】
「電子メール」の画面も見てみましょう〜。受け取ったメールは、こんな
ふうに見えるのですよー。

という具合に始まった講座。(本当ですよっ! だってこの生徒ったら、
ネット初心者"以前"なんですからねっ)
いちばん苦労したのは、ある程度ネットをやってる人間ならば、自然に
感覚的に身についている、知識というか常識というか暗黙のルールと
いうか、そういうことを言葉や理屈で説明することでしたかねえ・・・。
「○○を××することってできるの?」とか「△△ってすぐわかるの?」
とか(↑このへんはネタバレになりそうなので伏せますが)、びしばし
質問を飛ばしてくるミヤベに、ついこちらの感覚で、知ってて当然の
言葉で答えると、「?????」ってクエスチョンマークがてんこ盛りで
返ってくるんですから。いやー、人に教えるのって難しいっす。
「あーうー、それはですねえ・・・えっとお・・・」なんて、しどろもどろの
情けない講師の説明に、熱心にノートをとる生徒ミヤベ。そのけなげな
姿が、逆に私の心に不安を掻きたてました。(今だから言える!)
「ホンマに大丈夫なんかいな? これで書けるんかいな?」
ミヤベのネット音痴ぶりに呆れたんじゃないっすよ。
こんな私のこんな説明で、ちゃんとわかってもらえたんだろーか・・・
張り切って講師を引き受けたものの、はたして役に立てたかどうか、
ぜんっぜん自信が持てなかったのです。

なんだかこれって・・・
テニスなるものがこの世にあることを知ってはいるが、実際に見たり
プレイした経験のない人間に、とりあえずラケットの握り方と、ボールの
打ち方と、ごくごく簡単なルールだけ教えて、
「さあ、ウィンブルドンのセンターコートで試合しておいで!」
って送り出すようなもんじゃないのか???
というのが、ミヤベが『R.P.G.』執筆の自主カンヅメに突入したときの、
私の心境です。試合の結果(ゲラのことですね)をこの目にするまで、
そりゃもうハラハラしましたですわ。
説明の仕方が悪かったせいで、ボールを相手側のコートじゃなくて、
観客席に向かって打ち込んでたらどうしよう・・・なんてね。うははは。

試合の行方がどうなったのかは、『R.P.G.』を読んだ人はもうおわかり
ですね。大勝利でっす。私の心配なんぞ無用だったのです。
講座をやる前から、たぶんミヤベは「ネットの本質」を、どういうわけだか
すでにわかっていたんでしょうな。(ホントにどうしてなんだ?)
やっぱ宮部みゆきってスゴイわ・・・
と、掛け値なしに心から思った次第でありますです。
身内を手放しでホメるなんてこと、あんまりしたくないんですけどねえ。

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■編集者Sのウラ情報

直木芥川賞の授賞式へ行ってきた。
台風直撃が心配されたけれど開始時刻には晴れ間も。
数ある授賞式の中でもこの式はやっぱり別格で、出席者数や顔ぶれも
それなりの歴史を感じさせる。今回は芥川賞の玄侑氏のお仲間なのか
坊さんが多かったのが特徴的だった。
選考委員のW先生の挨拶が意味深で会場を湧かしておりましたが、
内容はその場にいた人だけの特権ね。
さてなんといっても盛り上がったのは藤田氏の二次会。
小池さんの時に抑えていた部分も合わせて二回分一気に爆発した感じ。
担当編集者は全員蝶ネクタイ着用とちょっと異様な雰囲気も。
司会はご存じ大沢山椒太夫。
一生懸命盛り上げようと仕切っておりました。
特別企画でおなじみのK方氏やF戸氏のお祝いも、下ネタの連発で
何じゃこらという内容だったけど、本当におめでとうという気持ちが
伝わってくる濃い一夜ではありました。わたしは二次会で帰ったけれど、
そのあとも盛り上がった……らしい。(S)

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■ノリノリ編集後記

夏休みは大沢さんの別荘で過ごした。
そこで、一年ぶりにゴルフをした。5日連続で…。
暑くて暑くてたまらなかった。
「こんな日は、海かプールだろ…」と、思いながらプレーしていた
せいか、"池ポチャ"連発でした。(ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆第2回の特別企画、最高でした。涙がでるほど笑ってしまいました。
ううう(;;)、そう言っていただけると、涙が出るほど嬉しいっす。(まるひ)

◆京極さんの雲外鏡を楽しみにしています。
PCの画面にずっと向かって読んでいるのが疲れてしまうので
プリントアウトしてゆっくり読もうと思ったのですが、第1回目だけは
印刷できません。どうしてなのですか?
PC詳しくないのでわからないのですが、無料の分はそんなものなので
しょうか? それとも何か方法があるのですか?
というようなことは、e-NOVELSにお問い合わせいただいたほうが・・・。(まるひ)

◆質問:まるひさんって、男性? 女性?(どこかで既に明かしてたら
すみません。今日初めて見たもので)
あううう、この私のどこに男と思わせるモノがあるのでしょうか???
女ですたい! 女でごわす! 女っすよ、オ・ン・ナ! あ、こんなにクドクド言うと
余計に信じてもらえなくなるのカナ?(まるひ)

◆R.P.G.とても面白かったです!
なんでR.P.G.なのか…最後にやっとわかりました。
ワタシって鈍い(-_-;)
いえいえ、実は私もそうだったり・・・。うひ♪(まるひ)

◆就職試験の為の受験勉強に追われていて、現実逃避を兼ねて気に
なっていた大極宮を開いてみたのですが、このHPは良い避難場所に
なりそうです。 
避難のしすぎに注意して、がんばってくださいね〜!(まるひ)


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