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 第216号へ 第217号 2005.8.26 第218号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆京極に続き大沢の「爆笑問題のススメ」出演が決定したらしい。詳細は後日。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆芥川・直木賞授賞式
『花まんま』で直木賞を受賞した朱川湊人さんとは新人賞で選考委員をした縁もあったので、19日に東京会館で行われた芥川・直木賞授賞式に顔を出してきました。
 当日、会場に着くとK方K三氏にテレビカメラが密着しているのを発見。オイラはてっきり受賞者に贈呈する記念ビデオの撮影だと思い(毎回撮影されているもので、そのビデオは音声の収録はされず映像だけ)カメラがこっちを狙っているのをいいことに、散々ぱら好きかって吹いていた。そしたら…じつはK方先生を撮っている某テレビ局のドキュメンタリー番組だと、ディレクターが名刺を出してきた。おいおい。じゃあ今の発言は撤回だよ。ぜんぶ切らないと駄目だろうという話になって。しかたなくK方氏のひととなりについてあらためてインタビューに答えたり。果たして放映されるかどうかは知らんけどね。

 そのあとは二次会にも顔を出した。朱川氏は久々の大型新人…と呼ぶのも直木賞を獲っといてなんだけど、まだデビューして日が浅いから新人という言葉をあえて使わせてもらうが、精力的に書いている。会場では各社担当編集者が非常に期待している感じが伝わってきた。その朱川氏。風貌がじつに茫洋としていて大人の風格がある。で、近くで見ていてふと誰かに似ていると思ったら…高橋克彦さんだ。失礼ながら頭が大きいのも含めて。
 高橋さんといえば色々なジャンルを精力的に書かれていている方。容貌で作家の仕事の中身までは決まらないけれども、朱川氏もそういうふうになっていくのかなあと、そんなことを思ったしだい。

◆逢坂剛右衛門杯
 8月の最終週末恒例となった「逢坂剛右衛門杯」軽井沢ゴルフ決戦が、今週末にある。台風一過のあとでどうなるか。その結果は来週報告します。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆満員御礼♪
 映画『妖怪大戦争』、おかげさまでヒットしております。ありがとうございます!
 まだの方は、残り少ない夏休みの思い出にぜひ(と、今週もまたひと推し)。

◆さらに今週もまた
『SAMURAI7』のお話の続き。
 DVDについてくるパンフレットに掲載されているスタッフ・インタビューを興味深く読みました。
 で、ついつい想像しちゃいます。今、『ブレイブ・ストーリー』のアニメ化も、こういうふうにたくさんのスタッフが集まって、気が遠くなるような労力とアイデアを積み上げて進められているんですよね。
 皆さん、よろしくお願いいたします。頑張ってくださいね!! 何もお手伝いすることのできない原作者は、エールを送るのみでスミマセンが、応援してます!
 すでに映画館で「予告」の映像が流れているようですから、ご覧いただいた方もあると思います。わたしも一ヵ月ほど前にいくつかのシーンをつないだDVDを見せていただいたんですが、心躍りました! ワタルが、ミーナが動いてる!
 絵コンテを見たときから、「そう、そう、そう、そうなんですよ!」と大喜びしていたんですが、やっぱり動くとまた格別なものがあります。来年夏の公開が待ち遠しいです♪

 さて、『SAMURAI7』で面白いのは、スタッフ全員が原作『七人の侍』をバリバリに知っていて制作したわけじゃないというところです。『7』を創ることになって、『七人』を見たという方も、けっこういるんですね。そうか、そうなのか〜と、膝を打っちゃいました。
 だからこそ、この気持ちのいい距離感が出せたのだろうなぁ。
 2度目に観て気づいたんですが、テッサイが首からさげてるお守り、「世界平和」と書いてあるんですね。何の信者なんだ、おっさん。
 彼の設定画に「ズバリ土建屋」と書いてあるのに爆笑。ホントそうだわ。
 好いキャラですよねぇ。あのコーンパイプも、あれしかない小道具。あんな立場にいるけど、実は剣豪だしね。まともに立ち会ったらカンベエより強いんじゃない?
 実写だったら、リチャード・ウィドマークに演ってもらいたい♪ 『事件記者コルチャック』のダーレン・マクギャビンもいいかもしれない♪ わたくし、こうゆうオヤジが好きです。
 だけども、いちばん好きなキャラと言えば、もうこの人。

 オカラちゃん、最高〜!!

「オカラ観察記」、これを観るためにだけDVD買ってもいいくらい。ホントにねぇ、彼女のキャラを作ったのはどなたなのでしょう。脱帽です。
「やっと侍が来たけど、みんなむっさいおっさんで娘っこたちガッカリ」
 そうだよねぇ。言われて見ればそのとおりで、カツシロウ以外は全員オヤジなんですよね。スタッフインタビューにもありますが、こういうの、アニメでは珍しいのでしょう? もっとどんどん作ってほしいです。
 カツシロウが「ええとこのボン」であるらしいということも、オカラちゃんに言われて気づいたわたくし。
 ところで、オカラちゃんが背負ってる赤ちゃんは、人形なのですよね? ヘイハチさんのてるてる坊主と同じで、ときどき持ち主の心模様に合わせて表情が変わるのですが、まさかイキモノではありませんよね?
 え? それは――

 おとめのひみつ?

 オカラちゃん、声優さんもぴったしで(巧い〜!)、わたくしはもうメロメロ。当分、アタマから離れそうにありません。何かというとオカラちゃん口調でしゃべり、オカラちゃん目線でものを見るようになっております。シシシシシッ(笑)。

◆ゲーム女の生きる道
「OZ」道をひたすら行く行くわたくし。シシシシシッ(笑)。
 レビューのなかに、ストーリーの説明を止め絵と会話だけで処理するのではなく、もうひと工夫してほしかったという文章を見かけましたが、う〜ん、わたしはこれで充分だと思いましたですよ。これをドラマ仕立てにしたら、アクションが停まっちゃうでしょう。
 そこがまた、ゲームのゲームたる所以なんですよね〜。ゲームの存在証明ってか。
 一周目のわたくしのエンディングは「最期の願い」でありました。でも、以前いただいたメールによると、全ステージのランキング「C」以下で出る「滅びの歌」というエンディングを見るのがいちばん難しいのだそうです。まだ先は長いわけだ〜。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆今週は
 何もありません。通常の労働あるのみ。

◆来週は
 何かあるかもしれませんね。わかりませんが。ないかも。
 とりあえずMr.Booのボックスが届いたので、きっとそういうネタかもしれません。

 更新の暇さえ惜しむ夏の午後

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■編集者Sのウラ情報

 先週の芥川・直木賞の授賞式は盛況でした。居合わせた某氏によると不景気だと関連業者の人が多いのだとか。確かに各種パーティは情報収集の場である。参加者のちょっとした会話に耳を傾け、ビジネスチャンスにつなげる。猛暑であろうと台風がこようと足を運ぶのは当然でしょう。
 それは編集者と作家の関係においても同じで、パーティの席で仕事がきまるなどということはよくある。そうでなくても「連載が終わりそうで……」「プロットを思いついた……」などなど、作家の何気ない一言にパクリと食いついてくる。まあ言ったほうはだいたいが「しまった」と思うらしいけどね。(東京會舘はカレーでしょ、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ
 フランケンシュタインの逆襲
 件名からツラツラと、そういえば『ヤング・フランケンシュタイン』って映画あったなあ、アレ面白かったよなあ…と思いながら、またいつものようにアマゾンに飛んでしまいましたが、今のところは何とかDVDの注文を踏みとどまっております。(これが深夜になるとヤバイ)

 歌舞伎町・コマ劇場周辺でのQueenまつりも終わってしまいました。うーん、サビシイ。
"WE WILL ROCK YOU"最終公演に一緒に行った編集者・C嬢と
「本場ロンドンで観たいよねー」
「私たちもう字幕いらないしねー」(ホントかよ!)
 などと盛り上がってしまいました。いつか実現するのでしょうか!?

 うお! なんだこのデカイ筒は! と思ったら、「妖怪大戦争プレゼントクイズ」賞品のポスターでした。まじでデカイです。当選した三名様、ビックリしないでくださいねー。たぶんこの週末じゅうには届くはずです。

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■ノリノリ編集後記

 野球…どうでしょう。日本のプロ野球を熱く語る人とは滅多にお目にかからなくなりました。たまに話題になっても巨人戦の最低視聴率更新ぐらいで(お盆休みに『妖怪大戦争』の神木くん、始球式やったんですよね)、阪神もしょっちゅう優勝されちゃあ感動が薄れます。もっとも巨人の後任監督、清原の去就など…ストーブリーグは今から楽しみですけど。
 一方のメジャーリーグは多少飽きてきましたが、まだまだ面白い。野茂はちょっと気がかりではありますが、他の日本人プレーヤーは概ね活躍してるし。
 あっ! そういえば中村ノリ。調べてみたら…
 おおっ!! ホームラン20本打ってる、3Aで。
 でも打率2割4分じゃメジャー昇格は厳しいか。
 頑張ってほしいなぁ、同じニックネームだし。
 もうひとつ高校野球。夏の甲子園には思わぬオチが。暴力という不祥事に始まり不祥事に終わりました。明徳義塾に関しては"松井5打席連続敬遠"の呪いかなぁ(まったく無関係です)しょうがないよ…程度にしか感じませんでしたが、駒大苫小牧の件は不快です。明徳を見た上での隠ぺいですから。本来なら辞退すべきが優勝。優勝旗は返還でしょう。今になって明徳の選手がかわいそうになってきました(監督は……)。

 さて、我らが草野球チーム「ホワイターズ」。炎天下でも頑張ってます。ちばてつや先生も元気いっぱいのプレー。野球は還暦を過ぎてもできるところがいいですねぇ。それにしても元気すぎですけど。
 今週24日の日刊スポーツ「囲碁将棋欄」に、よく試合をする「キングス」が取り上げられていました。キングスは日本将棋連盟の棋士が主体の草野球チームで、田中寅彦9段をはじめとするプロ棋士と、奨励会員が選手。棋士といえば運動とは無縁のイメージですが、キングスのメンバーはそんなことありません。バッティングもフルスイングだし、なによりみんな足が速い! 試合中はよく声を出すし、まとまりがあって非常に良いチーム。正直、我々よりちょっと(かなり)強い。で、僕はこのチームと試合をするときはかなり燃えるんです。頭の良い連中にスポーツまで負けてどうする…って(笑)。スポーツをするときはなんでもそうだと思いますが、素晴らしい対戦相手に恵まれるとおのずとアドレナリンも湧き出してきて熱中します。その感じがなんともいいんです。今ではホント野球ぐらいでしか味わえません。来週の対戦相手はそのキングス。今夜から素振りでもするかな…。
(夜は「アイスガイ」を食べるのが習慣…ノリ)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆まるひさん、大変です!
週刊大極宮第216号の「アンケートから」と次回更新日のお知らせが前号と全く変わってません。第216号の更新が早い時間だったので、今日中にもう一回更新があるとかって、有り得ないですよねぇ。
間違いを探すのってちょっと快感って思うのは私だけでしょうか。

ぎゃっ! 216号をアップした直後に「ぎゃぎゃっ! アンケートが前のままだ!」と気がついて、速攻で直したんですけど! しっかり見られてしまったのですね。 ぎゃぎゃぎゃっ!(まるひ)

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下の方でコッソリ
【厨子王原稿メール件名の歴史】

◆新章突入! 本当にあった"逆襲"シリーズ(仮) 第206号〜

大魔神逆襲
 → ゴジラの逆襲 → メカゴジラの逆襲 → キングコングの逆襲 → 北京原人の逆襲 → スケバン刑事風間三姉妹の逆襲 → スターウォーズ帝国の逆襲 → ウルトラQ・ガラモンの逆襲 → ウルトラQ darkfantasy・ガラQの大逆襲 → 亜空間要塞の逆襲 → 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

 

◆旧シリーズ
「更新原稿」をいろいろ変えて遊んでみよう♪[第132号〜第195号]

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!(終了)

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