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 第99号へ 第100号 2003.4.4 第101号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ


◆長崎で、ちゃんぽん・皿うどん・角煮まんじゅうと、思いっきり食いまくりをしてきたらしい京極。中でも角煮まんじゅうがいちばん美味かったとかいうハナシ。

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆出国
世界情勢があやしいなか、家族でタイのプーケットとバンコクに行ってきた。バンコクはじつに20年ぶり。先日亡くなった生島さんと行って以来…。20年前も活気があったが、さらに活気が増していた。
人々がたくましく生きていて活力を感じる街だ。
滞在中、天気にはいまひとつ恵まれなかったので、プーケットでは思ったほど泳げなかった。でも、映画『ザ・ビーチ』のロケに使われすっかり観光名所になっているピピ島にはしっかり行って潜ってきた。
それと、プーケット島の『プーケットファンタシー』というデカイ劇場は一見の価値あり! ビュッフェスタイルの巨大なレストランとその後に観るショーがなかなかすごい。タイの昔話をもとにしたストーリーでスケールが大きい(象も出てくる)。
食べ物に関しては、パクチーだけは駄目だったけどタイ料理は本当に美味しかった。とくにナンプラーにハマった。麺(そば)は一日に一回は食べた。
しかしタイ料理というのは食っても食ってもすぐにお腹が空く。消化がすごくいいみたい。お米に水分が少ないせいか、調理に使う油の違いか…。
海外に行って日本食を食べたくならなかったのはめずらしい。
現地では、20年来の友人でタイで仕事をしている平田さん(弟分だったのがいまや大社長になっちゃって)、マンガ原作集団『M.A.T』のメンバーだった菊池勇樹くん、バンコク在留邦人向けフリーペーパー製作スタッフの安西さんたちの案内で、ガイドブックにも載っていない所も含めいろいろ行って楽しんだ。

◆帰国
とにかく、たっぷり遊んで帰ってきた。無事、何事もなく…。
ここであらためて平田夫妻と菊地くん、安西さんに御礼をいいたい。
どうもありがとう。(平田さんがタイで本屋を始めるときは、サイン会に行く約束をした)
あと、事務所のスタッフに買ってきたお土産のTシャツが大好評。
大きなハートにブッシュとビンラディンとフセインの3ショット。
まるひはこれを着て草の根反戦運動をするとか言っていた。



モデル…アルバイト・ヨーコ

「デザインがちょっと趣味に合わなくて・・・」
「あまりにも政治的すぎて・・・」
アレコレ理由をつけて、まるひ以外のスタッフは
着るのをためらっている模様。
(何ビビっとるんじゃああ! by まるひ)
確かにバックプリント(↓)は
意味深な反戦メッセージですが。


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私はDVDとビデオCDを大量に買い込んできたので、これからゆっくり観ようと思っている。タイ語でセリフはわからないけど。

そのまえに、原稿の山を片付けなくては…。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆続・戦争
 まだ終わらないですね。補給線が延びちゃうことは、当初から懸念されていたことですが、そのとおりになってしまいました。
 ところで、NHKで放映されていた『ザ・ホワイトハウス』。
ジェド・バートレット大統領役のマーティン・シーンはイラク攻撃に反対していて、ある記者会見の折に、「バートレットなら絶対にこんな戦争はしない」旨の発言をしたというトピックを耳にしました。
この記者会見で、彼に対して質問をするとき、記者さんたちは「ミスター・プレジデント」と呼びかけたそうです。
お茶目に反骨って感じね。

◆ゲーム女の生きる道
『バカゲー専科3』で、Xboxが売れていないということが大々的に書いてありましたが、それでも「オルタは面白いよ」とあったので嬉しい♪
わたくしはまだ設置場所に苦労していますが、いよいよヒミツ基地を作ろうかという算段を始めました。
 で、今は何をプレイしているかと申しますと、『エターナルアルカディア レジェンド』を始めました! 楽しいよう。
アイカちゃん可愛い♪ 頼りになるし。小玉さん、素敵なゲームをありがとうございます。
 わたしのヴァイス君、しっかり男気が上がるように育ててあげるつもりです。以前、三択で主人公の性格が変化するというシステムのRPGで、用心深い選択肢ばっかり選んで進めていたら、占い師に「もうちょっと自分に自信を持った方がいいです」とアドバイスされるほどの慎重居士になってしまったことがあるんですよー。
そしたら、勝ちポーズと台詞がイクジナシになっちゃったのだ!
2度とあの過ちはおかすまい。
攻略本に拠ると、ヴァイスの場合、男気が上がらないと出せない技があるみたいなので、気をつけなくちゃ。
 空を飛ぶのも気持ちいいし(あいかわらず迷子になってるけど)、『風のタクト』と同じくボイスが限定されているのも心地よいです。ヴァイスのお父ちゃんがカッコいい♪ 隠し扉の先に150リッチものお小遣いを置いてくれる、話のわかる父ちゃんだぜ!

 ふと思ったのですが、こういう世界設定のRPGで、スタート時点から主人公の両親が揃って健在(しかも家族の仲が良い)というのは珍しいんじゃないですかね?
 オヤジ萌えのわたくしとしては、ドラクマ船長も好きスキスキですが、ギルダー様にも早くお会いしたいわぁ♪ ビバ、伊達男!
とっとと話を進めて、ヴァイスを漂流させなくっちゃ。
 ところでヴァイスという名前のキャラといえば、『タクティクスオウガ』ですねえ。Lルートでは頼もしい親友。Cルートでは不倶戴天の敵。
『バカゲー専科3』で、魔法縛りでクリアするという大胆な試みをしていましたが、凄いことをやるもんだとただただ感嘆!
でもね、魔法使いだけでクリアするなら、「死者の宮殿」には入ったほうがいい。ハボリム石化大作戦をとるならば、実はそんなに難しくないから、せめて25階まで行って、神聖系の全体攻撃魔法「スターティアラ」をゲットしたいところだ――と思ったんだけど、いや待てよ。途中にいるんだよな、アイツらが。
そうそう、金粉ショーのあの連中ですよ。魔法だけであいつらと戦うのはキビシイなぁ。石化しないし。召喚魔法もほとんどあたらないし。
 蛇足ながら、拙作『クロスファイア』に出てくる謎の自警組織「ガーディアン」の名称は、あの金粉ショーの連中からいただいたのでした。最初の遭遇で、へろへろになりながら何とか倒したら、落としてくれたアイテムが斧でさ、バーサーカーのいない我がパーティでは不要の品(うちのカノープスは弓使い)。あの悔しさが昨日のことのようだよ。だから15周もしちゃったんですけどね。

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■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆今年は
毎年恒例の「狩り物」、今年は行けそうにもありません。
代わりに佐世保、雲仙、長崎に行って来ました。

◆作家の
誕生日だとか血液型だとか本名だとか、そういう情報は作品とはまるで関係ないことだと思いますので基本的に非公開にしています。
ところが、なぜか知っている方がたまにいらっしゃいます。どうやらそういうデータを勝手に公開している困ったところもあるようで……。
漏れてるんですかね。
作家活動と無関係な個人情報ですから、それはやはり保護されるべき部類の事柄です。
で。
たとえば、お祝いしてくださる気持ちなんかは嬉しいのですが……
やっぱりそれはちょっと違うかなあと。
なので、知ってしまった方は忘れてくださいね(笑)。
忘れることができなければ他言はしないでくださいませんか。
悪意なく公開されていらっしゃるる方は(ほとんどがそうだと思いますが)できれば公開を止めてくださいませ。
間違ってることもありますし。いや、結構違ってるんですね(笑)。
公式なルートを通らないで伝わる情報は、100%間違っているわけではないでしょうが、
どこかしら曲がっているものですし。作りも嘘も混じりましょうし。
いろんな意味で(作家本人だけでなく)いろいろな人に迷惑がかかることもあるようですし。
悪意がなくとも、何がどうなるかわからない世の中ですから。
はい。

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■メトロイド対談写真館

◆2003年4月2日 任天堂(株)東京支店にて
任天堂 開発第一部 課長にして、メトロイドシリーズのチーフディレクター・坂本賀勇さんとミヤベとの対談が行われました。



初対面で意気投合


メトロイドについて熱く語り合うヒトたち。

「お二人が話している内容が、全然まったく
ひとつも何にもわかりませんでした・・・」
写真撮影のために同行したスタッフ・ハルくん談


サインの交歓



この対談の内容は、後日、糸井重里さんのHP「ほぼ日刊イトイ新聞」と任天堂のHPに掲載される予定です。
詳細が決まり次第、トップページでお知らせします。

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■編集者Sのウラ情報

今週発売の『週刊ポスト』をお読みになった方ならお気付きになったかと思いますが、山椒大夫が今夏公開予定で製作中の「天使の牙」の撮影現場を訪問しました。わたしも同行しました。
ということは本来でしたら写真レポートということになるのですが、やってしまいました。アホタレでした。カメラ、忘れました。
前日ノリノリとまるひに、バッチリ撮ってくるからなどと大口を叩いていました。(Aho-Aho-Aho-!×∞←まるひツッコミ)
近いうちに、当日カメラマンを派遣してくれた出版社から写真を借りてアップします。待っててください。
主演の佐田真由美さんを始め、大沢たかおさん、佐野史郎さん、なんといっても萩原健一さん、いいです。お楽しみに。(S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

ああ、また駄菓子屋・・・またまたウルトラマン・・・ううう、もうペギラはいらんっつーのっ! ケムール人を出さんか、ケムール人!
この2週間、タイムスリップグリコ第3弾にいったい私はいくらつぎこんだことでしょう。あまりの引きの悪さに、カラーバージョン(レア)を含めた全種コンプリートなんぞは早々にあきらめ、せめてノーマルのだけでいいからそろえたい、という志の低さが、逆にダブリ地獄を招いてしまったのでしょうか。オフィスと自宅の間にあるコンビニに立ち寄るたび、10個単位で買ってるのに・・・あと一個ケムール人さえ出れば、とりあえずはシアワセになれるのに・・・
しくしくしく(;;)
「きっとねー、ケムール人が入ったやつは、何かの間違いで出荷されてないんだよー。ククク」
「きー! 出てる人は出てるの! ネットで確認済み!」
「ボクがためしに1個だけ買ってきましょうかー。それがケムール人だったらどうしますかー。ケケケケ」
「きーーー! コロス!」
ここぞとばかり嬉しそうに意地悪いってくる、S氏やハルくんと戦うのも疲れました。(なんと素晴らしく温かい人間関係でしょう!)
もう降参です。タイムスリップグリコ第3弾からは、きっぱり手を引かせていただきます。かしこ。
(ネットは便利ですねー。ケムール人だって売ってます。ハイ買いましたー。交換ならまだしも、お金で解決。イヤですねー。外道ですねー。うはははは……はああ自己嫌悪)

タイ旅行から帰って初めてオフィスに顔を出した大沢に、「ボスの居ない間に、こんなの載せちゃいましたよーん」と、前号の写真館を見せてあげました。
「フフン」と余裕の態度をとりつつも、パソコンの画面にじーっと食い入ってました大沢。文句はなかったです。当たり前です。ウソは書いてないですもん。
ちなみに、タイ土産のTシャツに、あんなバックプリントがあるなんて知らなかったそうです。(買ってきた本人も着てない証拠ですな)

つかのまの休暇、長崎旅行を楽しんできた京極から、久しぶりに電話がありました。主な話題はもちろんDVD。わはは。
最近発売された『昭和達人芸大全 〜笑芸・喜芸・すっとこ芸〜』と、私が今ハマっている『仁義なき戦いシリーズ』について、ひとしきり意見交換をした後、京極から「角煮まんじゅうがいかに美味であったか」の仔細な説明がありました。
今、角煮まんじゅうについて語らせたら、日本でいちばんアツイ男かもしれません。それぐらい声に熱がこもってたです。ハイ。

本日金曜の夕方、オフィスにどかっと届いたのは、『ブレイブ・ストーリー 愛蔵版』。大極宮書店の販売ぶんです。
4月10日の木曜に、ミヤベがサインしに来ます(ちゃんと証拠写真をとって掲載しますからねー)。で、その晩皆で(ミヤベのおごりで)六本木の老舗イタリア料理店に繰り出す♪ ことになっているので、本人も張りきってます。が・・・
会議室に積まれた本の山を見ると、なんだか心配になってきます。
あんなにたくさんいっぺんにサインして、右手ダイジョブだろうか。お店でフォークをポロッと落としたりしないだろうか・・・って。バンテリンぐらいは用意しておいたほうがいいかしら。

以上、自分のことばっか書いてもナニなので、近ごろネタ枯れぎみの作家関連話を、がんばってヒネリ出してみましたー。

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■ノリノリ編集後記

まずは競馬。毎日杯に出走したウインクリューガー号。
折り合いはついていたのに、まったく見せ場がありませんでした。
陣営は距離が長かったと判断。このあとは5月11日「NHKマイルカップGI」一本に絞って調整するそうです。
得意の距離で春の総決算!

もうひとつ公営ギャンブルの話。2輪の元世界王者(WPG125cc)青木治親がオートに転向するらしい。今期もてっきり250ccに参戦すると思っていたのに…。青木でさえシートが確保できないなんてやはり厳しい世界なのだ。
試験に合格後、研修を終えてデビューするのは早くても来年の夏らしいが、これは観にいく価値がある。
そういえば、元SMAPの森くんは――。

そして気がつけば……『週刊大極宮』100号達成!!
ありがとうございます。あたたかく見守ってくださった皆様のおかげです。これからもよろしくお願いいたしますぅ。
(スクープ写真を狙いつづける…不肖ノリノリ!?)

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■アンケートから はスタッフのコメントです)

100号

◆いつも本当に更新を楽しみにしております<それ以外に楽しみはないのかよと自分に突っ込んでみたり(^_^;)。
なんということはないのですが、4月4日の「おかまの日(って言いませんか?)」に週刊大極宮が100号を迎えることに、なんとなくおめでたいものを感じまして、メールしました。
100号到達(突破?)おめでとうございます(笑)。
これからも皆様、倒れない程度に頑張ってくださいませ。

◆わあー。ついに100号ですか。おめでとうございます。そもそも機械音痴の私がネットをする決心をしたのはここを見たかったから。
いや、感謝に耐えません。
 しかし、もともとファンだった大沢先生のみならず京極先生、近頃は宮部先生まで買わずにいられないという副作用も出てきてしまいました。独り暮らしの学生でして、懐が寂しいのに(笑)これは山椒大夫様の目論み?有能なスタッフの入れ知恵?ま、どうでもいいことですが。これからもぜひぜひ・・。毎週金曜日は一日ふわふわするほどここを楽しみにしてます。もうすぐ春ですね。

他にもたくさんの「100号おめでとうメッセージ」をいただきました〜。
ありがとうございますううう♪ これからもよろしくお願いします。ぺこ。
(4月4日"おかまの日"にオオウケしたまるひ)


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