All


三人の作家たちへの質問と回答

Part 6

Q136〜Q158

Q136 以前のQ&Aを読み、「最近の子供達は国語力がない」
「学校の国語教育がよくない」みたいなことが書かれてありましたが、
日本文学専攻で、且つ教員免許を取ろうとしている私には耳が
痛かったです。そこで皆さんにお聞きしたいのですが、「今まで読んだ
本の中で特に難解だった本は何ですか?」
私はウンベルト・エーコの「薔薇の名前」が読みにくくてたまりません。
あと、小林秀雄がどうしても面白くありません。これってやっぱり
国語学力の低下なのでしょうか…?(夢見るウーロン茶)
A136 大沢「趣味の問題じゃないの。難解か難解でないかは」
京極「僕がいちばん難解と思ったのは森博嗣さんが書いた『C言語に
   よる有限要素法入門』でしたが。
   ただ…『薔薇の名前』が読みにくいから国語学力がないという
   ことはないと思います。あれはギャグが通じにくいだけ」
宮部「読みにくいかどうかは…ご本人の好みと内容にリンクする問題
   だと思います」
Q137 最近、気がついたら金曜日で、また気がついたら金曜日で。
1週間がびっくりするほど早くすぎてます。
皆さんの時間の流れはどうですか?(夏草冬波)
A137 京極「気がつくまえに金曜日です」
大沢「気がついたら締切りで、気がついたら締切りで…」
宮部「大人になるとみんな早いんじゃないかなぁ」
全員納得。
Q138 世界から何かひとつだけその存在を消せるとしたら、
何を消し去りますか?(みつい)
A138 大沢「みゆきちゃんはゴキブリ?」
宮部「でも、ゴキブリを消すことで生態系が狂って…もっと嫌なものが
   出てきたら…」
大沢「そんな深刻に考えなくても…」
宮部「ものすごい飛行能力のあるゴキブリとか…ああイヤだ!」
大沢「俺はとくにないけど…テレビのバラエティー番組かな」
京極「じゃあ、スポーツニュース」
Q139 世界滅亡の瞬間、最後に言いたい(又は、言うだろうという)
台詞はありますか?(Mono)
A139 三人「世界滅亡の瞬間て…どんなの? パスです」
Q140 冬といえば鍋ですが、これはおすすめ!という鍋はありますか?(さき)
A140 大沢「ネギトロつみれ鍋。ネギトロに卵の黄身だけを混ぜてつみれに
   する。勝浦の別荘で作る冬場の好評メニュー」
宮部「鍋はみんな好きだから…逆に駄目なのがひとつ。
   カキが苦手なので土手鍋」
京極「ぜんぶ好きです。みんなうまいです。
   食い物に贔屓はしません!(キッパリ)」
Q141 思い出に残る「貧乏くさいけれど美味かった」食事は?(易)
A141 大沢「シーチキンにマヨネーズを和えて、醤油をちょっとたらして
   ご飯と一緒に……」
宮部「それ、全然貧乏くさくない!」
京極「売ってるおにぎりであるし!!」
 …と、大沢が話し終わらないうちにスタッフも含め猛烈なツッコミ。
京極「僕なんか、米が無いから小麦粉を水で溶いて、フライパンで
   焼いて食べたことあります。
   ただ、もんのすごく貧乏くさいけど、ちっとも美味くなかった…」
大沢「質問は美味くないとダメなんだから」

※この後しばらく貧乏自慢が続きましたが、
 "貧乏くさいけれど美味かった食事"は出てきませんでした。
Q142 これがないと生きていけない、という嗜好品はありますか?(みつい)
A142 大沢「美脚のおねえさんのいるクラブ」
宮部「テレビゲームと攻略本」
京極「嗜好品でしょ? クラブって品じゃないすよ」
大沢「いいのいいの。厨子王は古書? 本?」
京極「本は嗜好品ではありません!(キッパリ)」
宮部「人生だもんね」
Q143 お好きなタバコの銘柄は? みなさんの小説では、それぞれタバコが
ちょっとしたアイテムになってそうな気がしますので。(易)
A143 大沢「なにを吸ってるか? って素直に聞けよ」
京極「そうですよ。でも教えてあげません」
宮部「ハハハハ」

※誰も答えず…。
Q144 とても眠いけれど寝てしまうわけにはいかない時、皆さんはどうやって
睡魔と闘いますか?(AM2)
A144 大沢「ガムだな。車を運転していてどうしても眠くなったらガムを噛む」
宮部「とても眠いけれど寝てしまうわけにはいかない状況におかれた
   ことがない。てゆうか、眠いときは寝てしまう(会議中でも)」
大沢「てゆうか、寝てしまうわけにはいかないときには眠くならない」
宮部「本当にそこまで追いつめられたら眠くならないものよね」
京極「…闘わない」
Q145 好きな匂いを教えてください。(易)
A145 大沢「とくにないけど…お茶を煎ってるにおいかな」
宮部「私も好き」
京極「僕はインクのにおい。古書のね」
Q146 自分を色に例えると、何色ですか?(ごっち)
A146 三人「色なんてつけようがないから…パス」
Q147 髪型や服装でこだわりはありますか?(春光)
A147 大沢「ないなぁ」
京極「ないです」
宮部「なるべくダブダブしたものを着る…」
Q148 僕はアクセ職人目指して修行中なんですが、御三方は普段
アクセサリーを身に着けたりされます?
もし着けてらっしゃるなら、愛用品を教えてください。(ジョルノー)
A148 大沢「着けません」
京極「着けません」
宮部「ピアスしてます。意外がられるけど」
大沢「…不良だからね」
Q149 どらえもんの「どこでもドア」があったらどこに行きますか?
その理由も教えてください。(LISA)
A149 大沢「どこへでも行くよ」
京極「そのまえに…ドラえもんの表記が違う」
全員「あっ、ホントだ!(でも、どうもしない)」
宮部「"どこでもドア"は要らないけどドラえもんが欲しい!」
大沢「それ正解すぎるよ」
Q150 プライベートや仕事で海外に行って、入国する際に「職業は?」と
聞かれたら、何て答えていますか?(いっし)
A150 宮部「海外に行きません」
京極「私も」
大沢「ライター」
Q151 どんな時に鼻唄を歌いますか?
作曲派ですか? 誰かの歌を歌う派ですか?
そして、その歌い方は(メロディーのみ、小声で、熱唱など)?(ゆたか)
A151 京極「鼻唄なんて歌わないよぉ」
大沢「熱唱したら鼻唄じゃないだろ。歌うとしたら小声だな」
宮部「やたらと耳についているCMとかをハミング」
大沢「どんな時かといわれれば、酔ってて眠いときとか」
京極「鼻唄って無意識のときにでてくるものじゃないですか。
   僕は起きている間に無意識の状態になって何かしているのは
   嫌いなんですよ。だからアルバイトなんかが鼻唄を歌っていると、
   お前ちゃんと意識があるのかと…(以下、延々説教)」
Q152 楽器の経験を教えて下さい。(アリ。)
A152 大沢「ないです」
宮部「中学の時にフルートをちょっとやってました」
京極「ナイショ」
Q153 世の中の技術の進歩が早くいろんな物がすぐにバージョンアップして
いますが、機械物(電化製品などなど)には強いですか?(めぐ)
A153 京極「強いです」
宮部「弱いなぁ」
大沢「弱くはないと思うけど、新製品を買うことにあまり興味を感じない。
   使えるあいだは古いものをずっと使ってる」
宮部「私もそう。ビデオは12年使ってる」
大沢「俺の仕事場の冷蔵庫は中学二年のときからだから…すごいよ。
   超年代もの(30年超)。壊れなければいいやって感じ」
Q154 エネルギーの源となっているものはなんですか?(渡辺あみ)
A154 宮部「ご飯だよねえ」
京極「ご飯ですよねぇ」
大沢「なんか…(今回のQ&Aの)取材時間が長くなって答えが
   意地悪になってきてない? 俺は美脚のおねえさん!」
Q155 もし長期休みを貰ったら何をしますか?(やぎたん)
A155 宮部「長期休みをもらえたら狼狽するだろうなぁ」
大沢「休みはもらうものじゃなく作るものだから」
宮部「長期休みあげますって言われたら、それはある意味で非常に
   危ないことだし」
京極「とても怖くて休めない」
大沢「俺は欲しいって叫んでるからなぁ」
京極「欲しい欲しいと思っているうちが花のような気がする」
大沢「長期休みをもらったら、長期休みがなくなるように努力します…
   か?」
京極「長期休みが永遠の休みになる可能性がありますからね」
大沢「まあ、とりあえず釣りとゴルフかな。合間に美脚のおねえさん」
京極「長期休みをもらったら…やっぱり仕事をします」
宮部「私も仕事しちゃうと思う」
Q156 どこかで見かけたらサインもらいに走ってもいいですか?(漢才人)
A156 大沢「そう簡単に見かけないと思うけど…」
宮部「うちの方ではね、むやみに走ると危ないの。
   自転車にぶつかるから」
京極「見て見ぬふりがいいんです」
大沢「時と場合によるね」
Q157 なくて七癖と申しますが皆様も何か執筆時及び平素における癖など
御座いますのでしょうか?
只者とは思えぬ御三人の事。きっと何かある!
と思っているのですが・・・。(OZ)
A157 大沢「貧乏揺すり。只者です」
宮部・京極「只者ですから…」

※思いあたらない様子。
Q158 何か職業病は有りますか?(左近)
A158 大沢「肩凝り」
京極「僕も肩凝り」
宮部「私もなるけど、テレビゲームのし過ぎからきてるのかもしれない」
大沢・京極「ゲームも仕事にしてるじゃん!」
宮部「そうでした…」



← Part5へ戻る



このページの先頭に戻る


トップページに戻る
トップページに戻る