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 第237号へ 第238号 2006.2.3 第239号へ 
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▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王

▼編集者S ▼まるひ ▼ノリノリ ▼アンケートから

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ

◆そろそろ「大極宮」が開設五周年を迎えるらしい…。というわけで、五周年記念のナニカを検討中!?

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆麻雀大会
 1月28日の土曜日、毎年この時期恒例となっている推理作家協会の麻雀大会が催された。昨年はスタッフのまるひも参加して、オイラより順位が上だった自慢話をこのホームページに書きまくっていたが、今回まるひは参加せず。けっしてオイラがプレッシャーをかけて出るなと言ったわけではないが。(まるひツッコミ:私の欠席は「優しさ」の表れです。来年は絶対に参加して、またボロクソに書いてやるぅ〜)
 で、結果は28人中の19位。全然パッとしなかった。麻雀は学生時代こそ3日連続の徹夜でやったりしたけども、ここ20年近くはほとんど年に1度か2度あるかといったところ。勝負勘が鈍っているし勝てるわけないと思っていたから、こんなものかな…という感じ。

 終わったあと7、8人の編集者と食事をしてカラオケに流れ…K社N川氏得意のスッポンポン披露などもあり大盛りあがり。気付いたら夜中の3時だった。ふだんオフィスの忘年会などでは歌を歌わないB社のS幡氏やベッキー、K書店S戸氏などが歌い倒していたのが印象的。とくにベッキー…あんなにユーミンフリークだとは知らなかった。いちど勝負をしなければと"ユーミンスピリット"を燃やされた一夜だった。

◆新年会
 週が明けて月曜日(1/30)は推理作家協会の新年会。年頭ということで立場上オイラも挨拶をしなければならなかったのだが、その日の主役はなんといってもパーティーの司会役も務める協会の事業担当常任理事の東野圭吾氏。直木賞受賞直後ということもあって会場は超満員、熱気ムンムン。会費収入もガッポリで、会計担当常任理事の安寿も大喜びだった。終了後は銀座から六本木に流れる定番で夜を消化した。

◆定例コンペ
 水曜日(2/1)は伊集院静氏と主催している恒例ゴルフコンペ『ピンの会』。
 月の内20日は寒いけれどピーカンが続くこのシーズンの天気なのに、なんと朝から土砂降りの冷たい雨。その状況においてメンバー17人は誰ひとりやめようと言わないんだから異常なゴルフ会である。
 結果、ゴルフに行ったんだか泳ぎに行ったんだかわからないていたらくのなか、スコアはみんなボロボロ。オイラも久しぶりにハーフ51をたたいた。なんとか100は切らねばと午後は必死になって43と盛り返した
が。
 ティーショットの落ち場所はつねに水煙りが上がる状態で、バンカーは池と化し、グリーンも水が浮いていてはどうしようもない。こんなひどい状態でもゴルフをやった人が珍しかったのか、ラウンド後のパーティーにゴルフ場の支配人が御礼の挨拶に来たぐらい。他のお客さんは帰ってしまったに違いない。

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■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆ゲーム女の生きる道
「ワンダと巨像」の豪華で美麗な完全攻略&設定資料集が出ましたので、9体目で挫折してしまったわたくしも、ようやくエンディングを知ることができました。

 ああ、そうだったのか……(涙)。

 美しくも悲しく、素晴らしいストーリーですね。
 やっぱ、もういっぺんチャレンジしようっと。この目で観たいもの。

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■厨子王の逆襲 〜京極夏彦のコーナー

◆対談
 このたび直木三十五賞を受賞されました東野圭吾さんと対談をさせていただきました。
 東野さんとは以前、東野さんの文庫『毒笑小説』の巻末で対談させていただいてまして。その時は「ギャグ小説を書く数少ない同志」対談だったわけですが、今回は「おめでとう」対談という晴れがましい席にお呼びいただきました。
「読者のためにだけ小説を書く」「小説は娯楽のために書いている」と言い切る東野さんは、日頃から通俗娯楽小説職人を名乗っている僕なんかにとっては、まことに力強い先輩なわけです。
 話し出すと止まらない対談はあっという間に時間オーバー。媒体はたぶん「オール讀物」……のはずです。





話し出すと止まらないふたり



◆宣伝
 その後、『ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲBOX80's』のコメント取りを。
 ええ、褒めまくりです。'80鬼太郎アニメは、現在の「妖怪」文化を語る上で欠かすことのできない重要な作品なんです。
 なぜかといえば、とてもこんなスペースで語れないほどの理由があるわけで。短いコメントでしたがやっぱり時間オーバー。
 お好きな方はもとより、未見の方もこれを機会にぜひご覧いただきたいなと思います。





話し出すと止まらない厨子王



◆新年会
 それから推理作家協会の理事会&新年会。ミステリとしても高い評価を得た東野さんの『容疑者Xの献身』が直木賞受賞という幸先の良いスタートになったせいか、例年より活気があったように思いますが。
 大沢理事長の挨拶はあくまでクール。しかもその東野さんが司会で(笑)。
 なにはともあれ、本年もよろしくお願いいたします。

◆再現料理
 詳しくは宮部さんが↑で書かれているかと思います(書かれていなければ、安寿姫のお仕事なので僕は詳しく書けません)が、なかなかステキな企画が。
 ご相伴にあずかりました、江戸料理。そして宮部作品オリジナル料理。こういうのを役得というのでしょうが、僕以上に漁夫の利な人もいたので許してください。
 お品書きは「みゆき物語」。堪能しました。
 写真家の小沢忠恭さんとも久し振りにお会い出来ましたし。舌鼓をぽんぽん打ちましたし。
 まぜていただいて、ありがとうございました。



宴の始まり

漁夫の利な人たち



手書き

みゆき物語



うらやましい〜

舌鼓をぽんぽん♪



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■編集者Sのウラ情報

 今オフィスではスタッフで手分けして首都圏のフェア開催書店を訪問しています。一口に書店といっても形態は千差万別で、大型ビルの何フロアも占有する超大型書店から数坪程度の家族だけでやってますというようなお店までいろいろです。フェアの展開の仕方も様々で、大部分のお店は対象作品を全点一箇所で並べてくれているのですが、作家別(そして出版社別)にバラバラにおいているお店もあれば、数点だけしかおいていないところもある。どんな状態であろうとも、売れてますよといわれると嬉しいし思いもかけない苦言を呈されることもある。どのような声にしろ書店の人と直接話すのは刺激的で勉強になることばかりです。また見知らぬ街を歩くのも楽しいものです。
 地方にはなかなかいけませんので、皆さんの近所の書店の様子も教えてください。アンケートを送るときにでも最後にちょこっと書き加えてもらえると嬉しいです。(家族経営の小型書店はどんどん減っていくんだろうな、S)

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■まるひの秘書ヒショバナシ

◆今週の厨子王原稿メール件名 (これまでの歴史は→コチラ
 村上朝日堂の逆襲
 ぐはぐはぐは。このところ私の好みのツボを押さえた"逆襲"が続いています。喜ばしい限りです。大沢オフィスに入ってミステリの面白さに目覚める前の私は、信者といっても過言ではないほど村上春樹さんに入れ込んでおりました。いちばん好きな作品は? と問われたら、何の迷いもなく「ピンボール!」と叫び、「双子と配電盤の場面が〜」などとトウトウと語っていた頃がありましたなあ、若かったなあ。(遠い目)

 そして「今週のバニ彦ちゃん」

耳はやっぱりウシロマエ?

 ってゴメンナサイごめんなさい、もう二度としません!
 今週は『特別企画』のコーナーに「リーディングカンパニー vol.4」をアップしたんですが、作業をしながら
「ああ、上演時間を規定内に収めるために、バッサバッサ容赦なく作品を削ったんだよなあ。それでもギリギリになっちゃって…、三人のトークの時間が満足に取れなくなっちゃったんだよなあ」
 なーんてほろ苦い思い出が蘇りまして。
「どっかに赤入れてる写真あったよな。あ、あったあった。よし、コレ載せてみよう」
 と、写真を切り出したりサイズ変更しておりましたら、どこからともなく声が…耳をつけなさい、バニ耳を!
 とたんに勝手に手が動きだし、30秒後に世にもヘタクソな恐ろしいバニ耳が出現してたんです。 (ウソですゴメンナサイもうこんなイタズラしませんってば、たぶん…)
 えーと、写真は、大沢オフィスで読み合わせを行ったときのものです。朗読時間を計ったスタッフが「ダメだ、長すぎる…」と真っ青になりまして。バニ彦さんが安寿の読む『絡新婦の理』の時間を短縮すべく、台本をガシガシ削り始めたところです。ハタで見ていた私も、そりゃあ驚くほどの大胆な赤の入れようで…、最終的には台本が真っ赤っかになってました。
 もし、vol.4のパンフレットと絡新婦、両方お持ちの方がいらしたら、見比べてみるといいと思います。見事な削りっぷりに感服するはずです。

「妖怪大戦争」DVD届きました、わ〜い♪ エキストラ妖怪の群れの中、私は"漆壺"で飛びはねました。果たして自分を見つけられるでしょうか。ワクワクワク。

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■ノリノリ編集後記

 本日(2/3)は『妖怪大戦争』DVDの発売日。弊社ホームページを通じてお買い求めくださった皆さま、お手元に届きましたでしょうか。『怪』愛蔵版を買った私も中身を確認しました。いいですねぇ…重箱。紙製と聞いていたのでもっと安っぽい物かと思っていましたが…かなりしっかりしています。でっ、すかさず内容もチェック(まだ全部は観ていませんが…)。やっぱり「川太郎」スゴイ! 阿部サダヲは助演男優賞(怪優か?)をもらうべきですね。特典ディスクのショートムービーも最高。昨年末の紅白のことは忘れましょう。週末はじっくりとエキストラ参加した自分(化け墨壷)を探します。
(トリノオリンピックも目が離せない…ノリ)

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■アンケートから (兼 間違いさがしコーナー

◆大沢さんと京極さんは、仲が悪いのですか?

という誤解を招いてはいけないので、前号の写真にあわてて説明を書き加えておきました。ふたりは仲良しですよとっても〜。(まるひ)

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下の方でコッソリ
【厨子王原稿メール件名の歴史】

◆新章突入! 本当にあった"逆襲"シリーズ(仮) 第206号〜

大魔神逆襲
 → ゴジラの逆襲 → メカゴジラの逆襲 → キングコングの逆襲 → 北京原人の逆襲 → スケバン刑事風間三姉妹の逆襲 → スターウォーズ帝国の逆襲 → ウルトラQ・ガラモンの逆襲 → ウルトラQ darkfantasy・ガラQの大逆襲 → 亜空間要塞の逆襲 → 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア → フランケンシュタインの逆襲 → 八岐之大蛇の逆襲 → 十津川警部の逆襲 → 虚航船団の逆襲 → 笑犬楼の逆襲 → 劇場版スタートレック2 カーンの逆襲 → 劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 → スネークマンショー ピテカントロプスの逆襲 → 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 → ヴァンパイヤー戦争7 蛮族トゥトゥインガの逆襲 → バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! → 地底人の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第三部 妖怪天狐地底王国の逆襲 → ゲゲゲの鬼太郎第四部 逆襲!妖怪さら小僧 → トンデモ一行知識の逆襲 → MOTHER 2 ギーグの逆襲 → 火星人類の逆襲 → アラジン ジャファーの逆襲 → 化石人間の逆襲 → ハリセンボンの逆襲 → 殺人鬼(2) 逆襲篇

 

◆旧シリーズ
「更新原稿」をいろいろ変えて遊んでみよう♪[第132号〜第195号]

更新太郎。 → こうしん太郎。 → 高信太郎。 → 香辛料。 → 甲府信玄公。(この133号あたりで件名を本格的なコーナーにされてしまうカワイソウな厨子王) → 子牛ん〜健康です。 → 庚申。元寇。 → 孔子に兼行。 → 乞う、青梗菜。 → 交趾(コーチン)。鬱金(ウコン)。「辛いなあ喰いもんネタ(笑)」というグチつき → 護身拳骨。 → 誤診現行犯。 → 小普請剣豪。 → 子負う繁子。 → こう、おしん激昂。 → 往診変更。 → 孝心言行。 → 恒心儼乎。 → 格子に拳固が。 → 誤診原告。 → (グレイと)交信。(UFOが)減光。説明付き。たまにはこうい(151号でこの件名の続きを皆さんから募集して大盛り上がり!) → 香辛料減量。 → 甲信越へ行こう。 → 荒神信仰。 → 降神、玄黄。 → コーリンえんぴつ。 → 降雨。震源。こ……うッ。 → 「コウ!」「シン? 元気?」「おう」 → 光線銃携行。 → 孝心儼乎。(孝心も儼乎も二度目の登場と、まるひにツッコマレル) →  前回のタイトルは急いでいたので一発変換だったわけです(笑)(言い訳キター!) → 工賃、下向。 → 浩二、けん、コウ(芸能人シリーズスタート?) → 工事・拳・豪 → 放心、テンコー → ちょうちんあんこう → 甲信越先行 → 古神に献香 → 降雨シーン、現場はこう…… → 懇親励行 → 殺しで連行 → 抗菌テント → GO! 真剣、GO!!(横文字初登場) → こう、芯がゲル状。 → こ、悪心、下戸。う。 → 麹、発酵。 → ここ押し。ん? 弦を、こう…… → 古址近郊 → 光子力ビーム!! → 等身大線香 → 拘禁連行 → 狂信勤行 → 高知、雲仙、甲府 → もう死んでんだろう? → 乞う。真剣若人 → 発疹侵攻 → 病身不健康 → ここ、よし、ビンゴ!(終了)

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