第20号へ 第21号 2001.7.20 第22号へ 
 最新号へ    


▼山椒大夫 ▼安寿 ▼厨子王 ▼写真館

▼まるひ ▼編集者S ▼ノリノリ ▼アンケートから 

■HEADLINE RUMORS 〜 風のウワサ 

◆来週、早めの夏休みを取るミヤベの旅行先は北海道らしい。

◆受信メール1MB制限(第19、20号秘書ヒショバナシ)の第三の犠牲者を待ち望んでいる(?)京極。自分のマヌケぶりを早くウヤムヤにしたいようである。(甘ーい!)

 
■燃えよ山椒大夫 〜 大沢在昌のコーナー

◆ダイエット合宿終了…成果は?
 体重は2.5キロ減。目標の3キロにはとどかなかったが、数字以上に腹はへこんだぞ。

◆勢いづいて…
 そのダイエット合宿から帰ってきた翌日、六本木の仕事場から青山墓地まで1時間ぐらいウォーキングしてしまった。まだカラダが運動したがっているようだ。
 これからしばらく続けようと思う。
 勝浦とはぜんぜん違う厳しい暑さだが…。

◆そのせいで…
 夜は早い時間に"おねむ"。飲みに出かけられない。
 すっかり健康モードで困っちゃう。

◆なんて思っていたら…
 藤田宜永氏、直木賞受賞のめでたいニュースに、急いで仕事を片づけて祝賀会に駆けつける。
 作家仲間や編集者が大勢つめかけ、とてつもない盛況ぶり。気がつけば午前三時を回っていた。
 一夜にして健康モードから「もとどおり」に。
 よかった…のか?

▲TOP
■安寿のがまぐち 〜 宮部みゆきのコーナー

◆あまりの暑さに…
『テレビ体操』もクーラーの下でやってます。土日は録画してある冬バージョンでやっているので、クーラーなしだと汗でドロドロになっちゃう。

◆『R.P.G.』気になる進行度
 再校ゲラも戻し終わって、99%。残すは最終確認のみ。

◆今週のゲーム女のひと言
 このコーナーは少し先行して書いているので、今は『FF10』の発売3日前です。テレビCMでちらちらと紹介されている、あの美麗なグラフィックはやっぱり驚きです。
 それでも……ちょっと考えたのですが、ミヤベにとっての『FF』新作というのは、すでに「行事」と化しているかナ……という気はするんですね。大がかりで豪華な行事。
 何年かに1度、その期間が巡って来ればとても楽しいし、いろいろなヒトたちとそれについておしゃべりするし、ちょっとばかし熱に浮かされたみたいな気分にもなるのですが……
 でも、それってあんまり個人的なものではないような気がする。通り過ぎた後に残るモノも、あんまり無いような気がする。
 まさしく「宴の後」で。
 もちろん、それはわたしがすでにして中年であるからで、多感なユーザーの皆さんの心にはたくさんのものが残るのだと思いますが。
 ま、『10』は『10』で、プレイしてみないとね。楽しみです!

▲TOP
■さまよう厨子王 〜 京極夏彦のコーナー

◆究極。
 終わらない仕事。一段落しない仕事。
 何だろう、何か悪いことしたかしらん。
 先週のこのコーナーに報告してからずっと椅子に座っているぞ。
 椅子、壊れますよこれ。でもってベッドには指一本触れていない。
 ちらりと寝室を覗くと、きれいに畳んだ洗濯物がベッドの上に。
 亡き者になった気分。

◆国立。
 歴史民俗博物館で行われる「異界万華鏡〜あの世・妖怪・占い」で、お話をしてまいります。
 お相手は小松和彦先生。司会は常光徹先生。
 これ、何だか聴講参加申し込みが殺到して、相当倍率高かったようですね。僕も申し込んでおけば良かったです。
 抽選はずれたら行かないで済むし(馬鹿)。

◆鉄鼠。
 鉄鼠さんの撮影をしにカメラマンが書斎に。
 なんか、小鼠をいっぱい入れたいとか思うと、アングル難しいらしい。
 で、撮影完了、ますます追いつめられる私。

◆連載。
 もうご存知でしょうか。『百器徒然袋第5番 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑』。
「週刊アスキー」(7/24発売号)&e-NOVELS(7/24更新号)で同時スタートです。
 内容は同じなのに字組が違うと何か変。

▲TOP
■蔵出し写真館 (写真じゃなかったり・・・)

◆厨子王のラクガキ(未完成)

 たいていの用事は電話とFAXで済んでしまうので、作家たちがオフィスを訪れることは、めったにありません。
 めったにないということは、つまり「たまにはある」わけで。
 京極厨子王はそうですねえ、年に1回あるかないか・・・ぐらいでしょうか。

 いつだったか忘れましたが、かなーり前に厨子王がオフィスにやって来まして、で、まるひがちょっとコンビニかどっかに行って席をはずしたスキに…
 そのへんにあったレポート用紙のウラに、こんな絵を描いて遊んでいたです。




説明は不要でしょうけど
左が大沢山椒大夫、右がミヤベ安寿(首だけ)
時代劇バージョン


こんなのサラサラ描いてしまうんですから・・・


当時はまだ「-怪- THE MOVIE」の企画は
立ち上がっていなかったような・・・
この時から厨子王のアタマの中には
「鮫吉親分」と「みゆき亭お初」の原型が
出来上がっていたんですかねー



 まるひがオフィスに戻ると、イタズラが見つかった子供のような顔して、そそくさと絵を隠そうとする厨子王。(無駄)
「ちゃんと最後まで描くように」と言ってもイヤイヤするばかり。まるでヘソマガリの駄々っ子…。
 そのままにしておくと、くしゃくしゃに丸めて捨ててしまいそうな雰囲気だったんで、無理やり絵を奪い取りました。以来、デスクマットにはさんで保管してあったです。(宝物)
 そして、続きを描いてもらう機会をずっと待っているのです。
 って、その時はいつ来るんだか…。

※「鮫吉親分」と「みゆき亭お初」の写真は、バックナンバー第6号と第12号でご覧になれます。

▲TOP
■まるひの秘書ヒショバナシ

 暑いです。夏はツライです。オフィスのエアコンは古くてすこぶる効きが悪い上に水漏れがして、この時期はタイヘンです。雨漏りと同じようなものです。水を受けるために置いた容器があっというまにいっぱいになってしまい、そのたびに仕事中断して捨ててます。落ち着かないったらありゃしないです。
 修理に出したって無駄。すぐまたもとどおりです。(実証済み)
 エアコンぐらい新調すりゃいいのに、と普通思うでしょうが、そうもいかないのです。ここのは床置き型で・・・ビルトインタイプっていうんですか、完全に壁の一部みたいなんですね。
 ずいぶん前にいちど修理に出した時、取り外したあとの壁がただの薄いベニヤ板でビックリしたです。ゲンコツで殴ったら簡単に叩き割れそうな感じ。板の向こうは「外」です、ハイ。
 そもそもマンションの管理組合の規定でも、「新しいエアコンの設置はまかりならぬ」ってなってます。ビルの構造上のモンダイらしいです。ビル自体が相当な年季モノだし。ま、そうじゃなくても窓のつくりがかなり特殊だから、一般的なやつはきっと取り付けられないでしょうな。
 はぁぁぁ・・・グチグチ。

 といったような悲しいエアコン事情もあり。オフィス設立当初は最低限の備品しかなくてすっきりしていたこのワンルームも、本やら各種書類やら、「あると便利」という名目で私が次々と導入した電化製品やOA機器やグッズの数々であふれかえり、すさまじい状況なので・・・。(とてもお客さまなど呼べません)
「そろそろもう少し広いところにオフィスを移転したいかもー」
 なんて、先のミーティング(第15号にレポート有り)でおそるおそる提案してみました。
 部屋が広くなれば、HP会議のときはオフィスに集まればいいし、雑誌の取材や仕事の打ち合わせの場所だって提供できるし、そうすれば私も立ち会えるから、少しは役に立つんじゃないか・・・って「作家たちにとっても好都合な点」を強調するのも忘れずに。
(忙しくなる前は、たまに取材にも立ち会っていたです。その場の状況で・・・たとえば作家がちょっと困るような要求をされて、でも自分では「イヤ」と言いにくいような時に、さりげなく(?)相手をけん制するのが私の役目かな)

 ええもちろん誰も「ダメ」なんて言いません。それどころか「おお、それはいいかもいいかも!」って、手放しで賛成してくれました。
「じゃあ、いいところを探しておくようにね」
 ハイ、新しいオフィスの部屋探しも私の仕事です。自分で自分の仕事増やしました。わははは。
 当然ながら、忙しさにかまけてやってません。(おい)
 新しいパソコンの導入も、「どうせなら引越しが終わってからのほうがいいよね」なーんて考えちゃって・・・、あのナナオ様は箱に入ったまんまです。(おいおい)
 新オフィスに移転できるのは、はたしていつなんでしょう?
 とりあえずこの夏は、ガマンしてエアコンの水漏れと付き合うしかなさそうです。ああ、これで最後にしたい。(切実)
(それでも引越しの手間と面倒を考えると、ちょっと心が暗くなるまるひ)

▲TOP
■編集者Sのウラ情報

 直木賞、芥川賞が発表された。
 今回は特に直木賞の藤田宜永氏が、夫婦で受賞ということで話題になっている。史上初、ということだがそりゃそうだろうね。だいたい夫婦で作家というカップル自体が少ないし、しかも実力も兼ね備えているとなると、ほんとに稀ということになる。思いつくのは本格系O&N氏夫妻ぐらいかな。O氏は候補になったこともあるし。あとはA&O、N&K氏夫妻ぐらいかな。みなさんまだ若いしこのさき直木賞カップルが続いて誕生、というのもあながち……。最近別れたらしいカップルもいたよね。
 でも、直木、芥川賞は賞の中でもやっぱり別格で、作家のノリは人それぞれだけど、出版社や編集者にしてみればお祭りみたいなもんで、受賞作ともなると大増刷、既刊本にしてもほとんど増刷になり、数日もすれば「受賞作」とか「新直木賞作家」といった真新しい帯がかかった作品が書店の平台を占領することになる。それはやっぱり歴史が作り出した両賞に対する読者の信頼感によるものだろう。受賞作の質の高さはいうまでもなく、受賞後も質の高い作品を発表し続け、その信頼に答える。両賞がこの出版不況を吹き飛ばす起爆剤になって欲しいものだ。
 ところで藤田氏の名前、宜はよく宣と間違われるらしい……。(S)

■ノリノリ編集後記

 初めて北海道に行って来た。それも最果ての地…利尻島。目的は利尻岳への登山。
 飛行機で移動した日に8合目の避難小屋まで登るという強行日程だったのでヘトヘトに疲れた。だから汚い避難小屋でも、持ち込んだふかふかのシュラフでぐっすりと……眠れなかった。
 枕が変わると眠れないんだよねぇ。だから一晩中仲間のいびきを聞いていた…トホホ。
 でも、天気が良くて山頂から御来光が拝めたし、ペシ岬から望む利尻富士も最高だった。めったに行けない所だが、屋久島同様また行きたい。
(東京に戻ってからの暑さにまいっている…ノリ)

▲TOP
■アンケートから はスタッフのコメントです)

◆この大極宮がスタートしてから、宮部さんのファンというか親しみを感じるようになりました。でも、大沢さんに関しては、さらに「腹黒いおっちゃん」というイメージが増しました。
京極氏に関しては、今さら言うことはないです。イメージ壊れすぎです。
うははは! 腹黒いおっちゃん!(←ウケた)
京極は独自の「芸風」を確立しつつあるようですね〜。というか、これが「地」なのかも???(まるひ)

◆特別企画の対談が面白かった。
京極サン、「大極宮」で随分虐げられているんですね。悲しいです。
大沢サン、あまり京極サンを苛めないで下さい(笑)。
次回も楽しみにしてます。
いぢめられるのは厨子王の宿命でっす!(笑) それにホラ、大沢は「腹黒いおっちゃん」ですしねー。
次回の特別企画は、お盆休みの頃に登場の「予定」・・・?(まるひ)

◆特別企画の宮部さんの悪口大会(笑)が面白かったです。
宮部さんがますます好きになりました(おい)。
宮部さんは23歳の♀の私からみても「かわいらしい人」というイメージが強いです(*^_^*)。
私が言うのも何ですが、ミヤベはきっとオバアチャンになっても「かわいらしい人」のままだと思いますです。(まるひ)

◆いわゆる公式サイトにありがちな「Plug-inの必要なコンテンツばかり」とか「画像がやたらに重い」等のストレスの少ない構成に好感が持てます。情報等も見やすくシンプルで快適です。
これからも画像は軽く、テキストは豊富にとお願いいたします。
プラグインの必要なコンテンツなんて、作り方知りませんー。わはは。
バランスのいいページ作り目指してがんばりまっす。(まるひ)

◆はっきり言ってちょっと地味です。どうも平面的な感じで最初は個人が開いているファンサイトかと思いました。
重くなるのも見づらくなるのも厭ですがもう少し工夫が欲しいところです。もっと公式!ってところを見せて下さい。
お忙しいと思いますが頑張って下さい。
はーい、ヒマをみてWebデザイン関連書を読んでまーす。が、勉強するつもりが・・・難しくてよくわからないんですぅ〜。(涙)
どうやらいきなりプロ向けの本を買ってしまった模様・・・。
アホですな。 トホホ。(まるひ)

◆パソコンを買いました! 初めてのホームページです!
バックナンバーがあってとってもうれしいです。
作家のホームページらしく文字ばっかりで・・・(笑)。
スタッフのコメントもとても楽しく読ませていただきました。
これからも楽しみにしています。がんばってください。
ネット初心者の方にも、どこに何があるのかすぐにわかるような構成になってますかね・・・ ビクビク・・・(まるひ)

◆毎週楽しみに、見せてもらってます。
お三人様、そしてスタッフの皆様、本当に忙しいのに、毎週ご苦労様です。
今のところ、大極宮に不満はありません。
できれば今後もあまりあかぬけず(ごめんなさい、でもほめてます)あまりかっこよくならずに、続けていって下されば、と思っています。
週1の更新なんて、すごく大変でしょうが、ほんとーに楽しみにしていますので、このペースを維持してください。お願いします!
大丈夫ですよぉ〜。当分は今のままですぅ〜。はい、変えようにも今の私のスキルじゃ無理かもです・・・。(まるひ)


いろいろなご意見ありがとうございます。励みになりまっす!

▲TOP

 第20号へ 大極宮トップページに戻る 第22号へ 
 最新号へ  
大極宮トップページへ戻る